「縄文のムラで春風と遊ぼう!」 下野谷遺跡公園で凧揚げ、糸づくり…

投稿者: カテゴリー: 暮らし文化 オン 2016年5月24日
連凧(三好さん撮影)500

連凧が青空に舞う(三好希世乃さん撮影)

 縄文の遺跡が眠る下野谷遺跡公園(西東京市東伏見6丁目)で5月22日、恒例の「縄文のムラで春風と遊ぼう!」が開かれた。真夏を思わせる青空の下、遺跡保護をサポートする市民団体などの協力を得て、親子連れらが凧あげや縄文時代の糸作り、四つ葉のクローバー探しなどを楽しんだ。

 公園では、午前10時のスタートを待ちきれない子どもたちが、用意されたビニール製の凧に下野谷遺跡のキャラクター「しーた・のーや」などを色とりどりのマジックで描いていた。凧は公園近くに住む「日本の凧の会」などに所属する斉藤豊さんが作成した。イラストの見本は下野谷遺跡応援隊「しーた と のーやの会」の瀧島俊さんがデザインしている。できたばかりの凧をもって広場へ走る子どもたち。記者も凧作りと凧揚げに挑戦してみた。斉藤さんと瀧島さんの指導を受けながら、風を読みタコ糸を手で調節すると、凧は縄文の空に舞い上がった。最後に20連の連凧揚げも披露された。

 

凧揚げ

 

 このほか糸作りでは、縄文時代から繊維として利用された「からむし」から糸を取り出し、ビーズをつけてストラップを作った。「西東京自然を見つめる会」の会員らが、公園に栽培している、からむしの茎をなめして繊維を取り出す作業を参加者に丁寧に教えた。子どもたちは「難しかったけど、楽しかった」と笑顔を見せていた。

 下野谷遺跡は、4000年から5000年前の縄文中期の環状集落。全体規模は石神井川の南側高台と青梅街道に挟まれた13万4000平方メートルに上る。遺跡は2007年4月に同公園を開園して地下に保存され、昨年3月には国史跡に指定されている。

このイベントは、同公園の開園一周年を祝い、遺跡保護を応援する市民ら有志が始めたもので、現在は西東京市の事業として開催している。西東京市社会教育課学芸員の亀田直美さんは、「市が呼び掛けて行うのではなく、市民の方から湧き上がってできたイベントなので、大切にしたいと思っています」と話していた。
(柿本珠枝)

 

【関連リンク】
・下野谷遺跡公園(西東京市Web
・下野谷遺跡 国史跡指定  最新情報!(西東京市Web

 

【筆者略歴】
柿本珠枝(かきもと・たまえ)
 旧保谷市で育ち、現在西東京市田無町在住。1998年(株)エフエム西東京開局から携わり、行政や医療番組、防災、選挙特番など担当。地域に根差した記者としても活動している。

 

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