「当面の施策を進める」と丸山市長 西東京市の記者会見

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2016年5月31日
会見する丸山浩一市長

会見する丸山浩一市長(田無庁舎)

 西東京市の丸山浩一市長が5月30日、田無庁舎で記者会見を開き、6月3日から開かれる市議会第2回定例会に提出予定の議案を明らかにし、今年度の重点事業などをあらためて説明した。来年初めの市長選に関しては、「いまは当面の施策を進めることに力を尽くしている。今日の時点では(再選出馬するかどうか)申し上げられない」と明言を避けた。

 市議会に提出されるのは、国の制度改正に伴う児童保育費用徴収条例の改正案のほか、雨水工事契約と市道(5路線)の認定。予算関連や中央図書館・田無公民館、市民会館の3館合築計画など議論の多い案件は提出されなかった。

 取り上げられた重点事業は、国史跡に指定された下野谷遺跡(市内東伏見)を活用する3次元CGのデジタルコンテンツを作成し、地下に隠れている埋蔵文化財の「見える化」を図る。遺跡周辺のまち歩き事業を実施。外国語対応(中国語=簡体字・繁体字、韓国・朝鮮語、英語)のガイドブックやホームページ案内を作成し、東京五輪前後に増えると予想される外国人旅行客に対応する。

 子どもの夏休み対策として「サマー子ども教室」を実施する。7月21日から8月31日までの期間、平日の午前8時30分から午後5時までの予定で「子どもの居場所」を提供する。会場は中原小学校を予定している。
 同じ夏期休暇の平日、子どもにランチの場所を提供する「児童館ランチタイム」も実施する。会場は西原児童館とひばりが丘北児童館を予定。子どもたちの「孤食」防止に努める。

 このほか、省エネルギー設備を設置する際に費用の一部を助成する。節水節湯水栓は工事費の50%、上限5万円。直管型LED照明は同50%、上限15万円。節水型トイレも同50%、上限10万円などとなっている。

 市民の声を聞く市政モニター制度も明らかになった。子育て、教育、医療、福祉などをテーマに今年度は7月から3回、アンケートに答えてもらう仕組み。100人をめどに市民モニターを予定。約30人の公募はすでに市報(5月1日号)で告知し、残る70人ほどは無作為抽出で選ぶ。

 質疑の中で丸山市長は、来年2月5日の市長選に出馬意向を問われ「いまは当面の施策を進めることに力を尽くしている。今日の時点では(再選出馬するかどうか)申し上げられない」と述べるに止めた。
(北嶋孝)

 

【関連リンク】
・西東京市長記者会見 資料(平成28年5月30日実施分)(西東京市Web

 

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