都内の最新感染動向(東京都コロナウイルス感染対策サイト)

 東京都は4月30日、新型コロナウイルス感染の新たな患者は46人増え、感染経路不明はそのうち15人、総数は4152人となる、などと発表した。患者増は前日が47人。2日続けて40人台を記録した。死亡は3人増の120人、重症者は4人減の101人だった。

「チャレンジ省エネ」のチラシ(クリックで拡大)

 新型コロナウイルス対策による在宅時間の増加で家庭の光熱費が増える中、小平市は5月の電気・ガス使用に伴う二酸化炭素排出量を昨年5月分と比べて減らした家庭に省エネグッズを贈るキャンペーンを実施する。家計の負担を軽減するとともに地球温暖化対策につなげる試みとして4月30日に発表した。

 西東京市新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・丸山浩一市長)は4月30日、感染防止のため市立小学校18校、中学校9校の計27校は5月7日と8日を休業とする、と発表した。これまでの休業は5月6日までだった。5月11日以降は「国や東京都の状況を踏まえ、改めて検討します」としている。(写真は、建て替え前の旧中原小学校)

 練馬区は5月1日から「医療従事者応援プロジェクト」をスタートする。新型コロナウイルス感染症の拡大防止の最前線に立つ病院や医師、看護師ら医療従事者への新たな支援策。宿泊用のホテルの確保、食事の補助などのほか、特殊勤務手当、感染症対策に必要な医療機器の整備補助など事業総額は約4480万円に上る。

転用不可

臨時給付金を説明する橋本直巳会長(手創りかばん工房クラクフ、柳盛会提供)

 西東京市の柳盛会柳沢北口商店街(橋本直巳会長、会員92人)が4月27日、新型コロナウイルス感染拡大で影響を受ける全会員に一律5万円の臨時給付金を渡した。総会発議から1週間足らずのスピード支給。必要なときに必要な手立てを講じる地元商店街ならではの頼もしい早業だった。

 東京都は4月29日、新型コロナウイルス患者は47人増えて総数が4106人になり、感染経路不明は27人、死亡は9人増の117人、などと発表した。新患者は前日の112人から一挙に65人減となった。西東京市は増減なしで31人のまま。この日の午後6時30分時点でまとめた。

 ファミリーマート(本社・東京都港区芝浦三丁目)は4月29日、西東京市在住の従業員が新型コロナウイルスに感染して臨時休業していた都内直営の4店舗を同日から営業再開したと発表した。26日に感染が判明し、27日から臨時休業していた。

 新型コロナウイルスの災いを払い除けようと、伝説の妖怪「アマビエ」がSNSなどネット空間に頻繁に登場するようになった。しかしこの妖怪が、西東京市の一角に「降臨」したことを知っているだろうか。依り代はキットパスと呼ばれる新しい画材と駄菓子屋さんのウインドウ。巫女役を務めたのはウインドウアートで知られる地元在住の鈴木信子さんだった。10日ほど前、記者は目撃した!

番組のロゴ(FM西東京提供)

 「ラジオで先生に会おう!」-。こんなキャッチコピーを掲げたFM西東京(84.2MHz)の生番組が4月30日午後1時から始まる。臨時休校中の西東京市立小学校18校の先生たちが1校10分間、直に子どもたちに呼び掛ける。パソコンやスマートフォンで放送を聞ける上、アプリを活用するとメッセージを送ることもできる。コミュニティーラジオ局と教育委員会が連携し、先生と子どもたちのつながりを仲立ちする試みだ。

 東久留米市は4月28日、市の公共施設の休館と貸し出し中止、市主催行事の原則延期・休止を6月30日まで延長すると発表した。これまで5月6日まで休館、休止が決まっていた。緊急事態宣言の解除など状況によっては期間短縮もある、としている。

日別の患者数(東京都発表)

 東京都は4月28日、新型コロナウイルス患者は新たに112人増え、患者総数は4059人、死亡は2人増の108人などと発表した。新たな患者増が2桁だったのは2日間だけ。再び100人台に逆戻りし、患者総数は4000人を超えた。西東京市は1人増の31人となった。

 小平市は4月28日、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため5月6日までとしていた市立小学校19校と市立中学校8校の臨時休校について、大型連休明けの7日と8日も休校とすると発表した。9日は土曜、10日は日曜のため学校は11日まで休みとなる。

 「小平市観光まちづくり大使」をしているサッカーの吉本一謙かずのり選手(清水エスパルス所属)が、小平市で外出を自粛しているサッカー好きの子どもたちを相手にオンラインで質問や人生相談に答える交流会を企画している。4月26日、自身のツイッターやインスタグラムで明らかにした。

発送作業を手伝う松川紀代美会長(左)

 西東京商工会(松川紀代美会長)は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、不足が伝えられるマスク9000枚を用意し、4月28日までに1事業所5枚を全会員約1800人に発送した。事業への影響を凌ぐための東京都や国の支援策を説明した資料も同封した。松川会長は「少しでもお役に立てたらうれしい」と話している。

 西東京市医師会(指田純会長)は4月28日から、医師会独自の「発熱外来」を始める。市内の武蔵野徳州会病院(向台町3-5-48)に開設し、平日の午後1時から3時まで、予約患者だけを診療する。6月30日までの予定。新型コロナウイルス感染症の医療体制確保と感染拡大防止などを図るため、西東京市も財政面で支援する。