外出自粛で増える光熱費を減らそう 小平市が省エネ家庭にエコグッズ進呈

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙新型コロナウイルス環境・災害 オン 2020年4月30日

「チャレンジ省エネ」のチラシ(クリックで拡大)

 新型コロナウイルス対策による在宅時間の増加で家庭の光熱費が増える中、小平市は5月の電気・ガス使用に伴う二酸化炭素排出量を昨年5月分と比べて減らした家庭に省エネグッズを贈るキャンペーンを実施する。家計の負担を軽減するとともに地球温暖化対策につなげる試みとして4月30日に発表した。

 外出自粛や在宅勤務によって昼間に自宅で過ごす時間が増えたことで、家庭の電気やガスの使用量は増える傾向にある。新電力Looopによると、緊急事態宣言の前と後では東京エリアの「Looopでんき」契約者の1日当たりの平均電気使用量は54%増加したという。

 小平市は毎年7~12月の6カ月間、省エネに取り組み電気・ガス使用量削減を達成した家庭に省エネグッズを贈るキャンペーンを実施してきた。今回は緊急事態宣言による外出自粛要請を受けて、新たなキャンペーン「5月限定 チャレンジ省エネ」を打ち出した。

 参加方法は小平市公式サイト上の「小平市環境家計簿」に登録した上、昨年5月と今年5月の電気とガスの使用量を入力する(昨年の使用量は検針票に記載されている)。その結果、家庭から排出される二酸化炭素量が自動的に算出されてグラフ表示される。

 

小平市環境家計簿(小平市公式サイトから)

 

 例えば「こまめにシャワーを止める」ことで1カ月の二酸化炭素排出量を2.6キロ、支出を224円減らすことができる。小平市環境家計簿にはこのほか「温水便座のふたをしめる」「部屋を片付けてから掃除機をかける」「煮物は落としぶたを使用する」など、さまざまな省エネ取り組み例がデータとともに紹介されている。

 算出された二酸化炭素排出量が昨年より下がった申込者のうち先着30人に、ステンレスボトルやトイレットペーパーなどの省エネグッズをプレゼントする。小平市はスーパーなどへのポスター掲載やチラシ配布を通してキャンペーンを告知していく。

 小平市環境政策課(計画推進担当)の片桐龍之介さんは「次々に中止されるイベントや行事に代わる試みとして今回のキャンペーンを発案した。自宅での過ごし方を家族全員で工夫して省エネと家計負担軽減につなげてほしい」と話している。

 申し込み締め切り日は2020年6月30日。申し込み先は小平市環境政策課、電話042-346-9818 ファクス042-346-9643。メール:kankyoseisaku@city.kodaira.lg.jp
(片岡義博)

 

【関連情報】
・小平市環境家計簿(小平市

 

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