施政方針を明らかにする丸山浩一市長

 西東京市議会第1回定例会が2月26日から始まった。初日の本会議で、丸山浩一市長は新年度の市政運営の基本方針を示す施政方針演説を行った。このなかで「まちづくり」や「行財政改革」に触れ、2018年度予算案の主な内容を取り上げたうえで「情報公開、市民参加、市民協働により『健康』応援都市の実現を目指す」と述べた。

 西東京市議会の「民進党西東京」が2月20日、新たに「立憲民主党・改革フォーラム」に会派名を変更すると同議会事務局に届け出た。民進党から立憲民主党に所属する議員が出たため。所属議員は3人、代表は森信一氏で同じ。

 

祝辞を述べる丸山浩一市長

 西東京市西部の住民組織や関係団体などが助け合い地域づくりをする「西部地域協力ネットワーク」(通称 にしにしnet.)が2月21日、発足した。市内4地域のうち2つ目。西東京市役所会議室で開かれた設立総会には、自治会代表者や福祉団体、地域の小学校校長など25団体35人が参加した。

陳情を議論する柳泉園組合議会(東久留米市)

 西東京市、東久留米市、清瀬市のごみを共同処理する一部事務組合「柳泉園」議会の2018年第1回定例会が2月23日に開かれ、総額約26億4500万円の一般会計予算案などを可決した。昨年4月、15年間で総額133億8600万円で民間企業と契約した長期包括運営管理契約の新年度分は約10億2200万円が計上された。この長期契約の内訳が不明だとして説明を求める陳情は賛成多数で採択された。

東久留米市の予算案を発表する並木克巳市長

 東久留米市の2018年度一般会計予算案は約431億9400万円で、前年度比約19億5400万円、4.7%増の過去最大規模となった。待機児童対策として保育園2園を整備して204人の定員増などを図るほか、上の原地区に大規模な屋外運動施設を2年がかりで整備し、東京五輪と東久留米市制50周年を迎える2020年を目途に「スポーツ都市健康宣言」(仮称)を検討する。並木克巳市長が2月22日の記者会見で発表した。

チラシ(クリックで拡大)

 子どもの居場所づくりに取り組んでいる川崎市子ども夢パーク所長、西野博之さんの講演会「居場所のちから~生きてるだけですごいんだ~」が2月18日、西東京市の柳沢公民館で開かれた。西野さんは不登校や高校を中退した子ども・若者と付き合い、「既成の制度や仕組みに子どもを無理やり合わせるのではなく、子どもの『いのち』のほうへ制度や仕組みを引き寄せたい」と願ってきた長年の活動を語った。主催した西東京わいわいネット事務局長、石田裕子さんの報告です。(編集部)

ひょうたん型の池の島、メタセコイヤ(武蔵関公園)

 東伏見アイスアリーナは、知る人ぞ知るスケートリンクのメッカです。  西武新宿線の東伏見駅沿いに隣接するこの施設からさらに石神井川方向に下っていくと、今回の武蔵関公園があります。瓢箪型の池を一周するように散歩道が整備されており、コンパクトにまとまった手軽な公園になっています。>> 続きを読む

応急仮設木造住宅建設(東京都立城東職業能力開発センター)

 全国の地域工務店や大工職人の団体でつくる一般社団法人全国木造建設事業協会(全木協)が2月7日、災害を想定した、応急仮設木造住宅を建設する実践的な講習会を東京都立城東職業能力開発センターで開いた。全国規模の研修会で、今回は東京ブロックで開催。会場には都内の工務店や大工職人など約150人が参加して、座学や実技を学んだ。地元東京都協会の代表を務めるのは西東京市内の工務店、岡庭建設の池田浩和専務。

2018年度予算案を発表する丸山浩一市長(西東京市役所田無庁舎)

 西東京市の2018年度一般会計予算案は約744億4200万円、前年度比6.0%増となり、2015年度に次いで過去2番目の規模となった。ひばりが丘団地で工事中の(仮称)第10中学校の整備費約39億3800万円など、教育費が前年度比66%増の約111億2400万円に上るなどのためという。丸山浩一市長が2月20日の記者会見で明らかにした。

 このところ暖かな日が続き、東京地方にも梅の季節がやって来た。2月18日午後、西東京市のひばりが丘団地を通り抜けるとき、中庭の梅が目に入った。枝先のつぼみが花開き、紅白の花びらが青空に映えていた。

委員会室改修工事のため本会議場で開かれた文教厚生委員会

 西東京市議会文教厚生委員会(浜中義豊のりかた委員長)が2月15日に開かれ、市側は(1)西東京市民会館は来年2019年3月末で閉館し、官民連携の新施設を整備する(2)中央図書館・田無公民館は2020年度から改修工事のため一時閉館し、2022年度に再開館する-などの方針案を明らかにした。

Flower Basket入口(写真は筆者提供)

 西東京市南町3丁目の閑静な住宅街にある一軒家「Flower Basketホームサロン」で毎月1回、ガーデンカフェが開かれている。今月13日は季節の草花販売などをするガーデニングショップなどもあった。

 今年も聖バレタインの日がやってきた。2月14日。この日は、わたしたちの会=西東京紫草友の会の満一歳の誕生日でもあった。当会設立の準備段階で、全国各地の栽培産地の下調べを行った結果、長野県、岩手県、大分県、滋賀県などの紫草の和種を交渉対象に絞った。手始めに、国営の武蔵丘陵森林公園の紫草栽培棟を視察し… >> 続きを読む

 

記者会見で住民監査請求を発表した3市住民ら(西東京市イングビル会議室)

 西東京市、東久留米市、清瀬市のごみを共同処理する一部事務組合「柳泉園」(管理者・並木克巳東久留米市長)は昨年4月、焼却炉など処理施設(クリーンポート)の運営管理事業を15年間、総額約133億8600万円で任せる長期包括契約を民間企業と結んだ。しかしこの契約が「請負」なのに「委託」契約の手続きで進められたとして、3市の住民13人が2月13日、契約の取消しを求める住民監査請求を柳泉園組合に提出した。

上映会のプログラム(クリックで拡大)

 芝久保公民館主催の創作講座「安房直子の童話で影絵劇をつくろう」(全15回)が昨年開かれ、完成作品が11月の芝久保公民館まつりで上演された。半年近い長丁場の協働作業によって、西東京市在住だった児童文学作家安房直子さんの作品世界が、光と影の織りなす影絵劇に生まれ変わった。講座に参加した人たちは1月半ばに振り返りの会合を開き、2月には有志が影絵づくりの自主活動を続けることになった。この間の創作の苦労と喜びをまとめた高橋眞理子さんの報告です。(編集部)