【書評】 宮本剛宏著『介護危機』、鏡諭編著者『介護保険制度の強さと脆さ』
師岡武男(評論家)
私はいま西東京市に住んで老々介護の生活をしている。今年になって出版された介護関係の二冊の本『介護危機』(宮本剛宏著)、『介護保険制度の強さと脆さ』(鏡諭編著)を読んだ感想を書いてみた。
さらば緊縮財政・消費税!の号砲
【書評】師岡武男(評論家)
アベノミクスの行き詰まり打開の決め手が「財政出動」であることが、よやくクローズアップされつつある。 経済大国・軍事大国アメリカの復活を目指すトランプ大統領が、大型のインフラ投資や軍備拡大の積極財政を打ち出し、ヨーロッパでは反緊縮政策のうねりが高まっている。しかしわが日本のアベノミクスは、まだデフレ脱却、景気回復の目途が立たない。一部に人手不足の産業・企業はあるが、国民生活は所得や雇用の不安感に包まれている。