新型コロナウイルス感染が広まってから3年が過ぎました。8月23日現在、全国のウイルス陽性者は1732万5025人です(厚生労働省統計)。日本の総人口1億2478万人の14%弱、7~8人に1人の割合です。感染しても珍しくありません。でも自分が、あるいは家族、近所など、身近に感染者が出たらどうでしょうか。市民ライターズ倶楽部の執筆メンバーによる、それぞれのケース報告です。(編集部)

 多摩済生病院(小平市美園町3丁目)は1月28日、職員15人と患者7人の計22人が新型コロナウイルスに感染したことが判明した、と発表した。(写真は多摩済生病院)

 小平市の国立精神・神経医療研究センター病院(NCNP病院、中込和幸院長)は1月19日、新型コロナウィルス感染拡大に対応して精神科病棟1棟を新型コロナウィルス感染者専用病棟に転用する、と発表した。

 小平市小川西町2丁目の緑成会病院(中澤直院長)は1月18日、職員4人と入院患者2人の計6人について新型コロナウイルスの陽性が確認された、と発表した。

 西東京市向台町3丁目の武蔵野徳州会病院(阪本敏久院長)は1月18日、新型コロナウイルス感染が発生した2つの病棟の内の1つで、入院患者2人と職員1人のPCR検査で新型コロナウイルスが検出されたと発表した。これで2病棟併せて感染者は計11人になったが、各病棟の感染経路に関連性はないとしている。

 西東京市南町3丁目の医療法人社団 薫風会山田病院(山田雄飛院長)で新型コロナウイルスの院内感染が発生し、1月7日から14日までにPCR検査、抗原検査の陽性者が入院患者、看護師ら計30人となった。当該病棟以外の新規発生は確認されていないため、他病棟の入院と外来診療、デイケアなどは従来通り継続している。

 西東京市は1月14日、市子育て支援部の50代女性職員が新型コロナウイルスに感染していることが判明したと発表した。保健所の調査の結果、市の関係者に濃厚接触者に該当する人はいなかったという。

店頭に張り出されたお知らせ

 合同会社西友(本社東京都北区赤羽二丁目)は9月1日、西武池袋線保谷駅に隣接する西友保谷店(西東京市東町3丁目)の従業員1人が新型コロナウイルスに感染していることが同日判明したと発表した。同日午後に臨時休業して店内の消毒作業を終え、午後7時から営業を再開した。

週単位の感染者グラフ(西東京市提供)(クリックで拡大)

 西東京市は8月25日、東京都の公表内容に基づき市内感染者は174人と発表した。同時に先週から感染者数を週単位にまとめ、新規感染者と累計者数のデータをグラフにして市ホームページに掲載している。

 練馬区は8月12日、練馬区立小学校の教員1人が新型コロナウイルスに感染した件で、濃厚接触したクラスの児童32人を対象にPCR検査を実施した結果、全員が陰性との結果が出たと発表した。

 小平市は7月31日、市立中学校に通う生徒が新型コロナウイルスに感染していることが同日判明したと発表した。発表によると、保健所の調査で同校に濃厚接触者がいることが確認されたため、今後PCR検査を受ける。同校は8月1日から夏休みで、1、2日の部活動などは中止するという。  校内の関係箇所の消毒はすで済んでおり、同校の保護者には学校を通じて報告した。 (片岡義博)

 西東京市の私立幼稚園児が新型コロナウイルスに感染した件で、市内の学校法人ゆたか学園谷戸幼稚園(伊藤裕子園長)が、市公表と同じ28日に、同園のホームページで園児の感染を明らかにした。感染情報を非公開にしがちな事例が目立つの中で、人権や個人情報に配慮しながら、情報開示によって感染拡大防止と不安緩和を図ろうとする姿勢は珍しい。(写真は、学校法人裕学園谷戸幼稚園)

 西東京市は7月28日、西東京市立小学校の男子児童1人と私立幼稚園の女子園児1人がそれぞれ、新型コロナウイルスに感染と同日判明したと発表した。当該小学校は29日から休業。幼稚園はすでに27日から夏休み入り。ともに多摩小平保健所の調査結果・助言を踏まえて今後対応するという。

 西東京市は7月13日、感染職員が出た市内の私立認可保育施設で、濃厚接触者のPCR検査を実施した結果、保育業務に従事する職員1人の陽性が判明したと発表した。感染者は2人目。他は全員、陰性だった。「感染拡大の可能性はなく、お子様、保護者および職員に新たな濃厚接触者はいないとの判断を保健所からいただいております」としている。

 西東京市は7月9日、市内の私立認可保育施設で保育業務に従事する職員1人が新型コロナウイルスに感染していると判明したと発表した。保育園は9日から臨時休園し、多摩小平保健所が調査に入っている。今後は保健所の助言を踏まえて対応するという。