田無市と保谷市が合併してはや22年。20万都市となった西東京市に、文化の拠点たる博物館がない。国史跡下野谷遺跡の市の整備活用計画にはあるものの、いまだに博物館建設の話が現実化しない。(写真は、昨年7月3日、柳沢公民館での第1回講演会の様子。国立民族学博物館飯田卓教授の「保谷に集まった博物館資料の現在」)

 長らく空地になっていた西東京市東町1丁目の旧清水建設社宅跡地に12月中旬、コンビニが開店し、隣に「保谷スダジイ広場」がオープンしました。12月20日、敷地の持ち主である清水建設が関係者を招き、オープニングセレモニーが行われました。この土地には以前、民族学博物館(保谷民博)があったのです。いまは知る人が少なくなったその歴史を、下保谷の自然と文化を記録する会の松田宗男さんが紹介します。(編集部)

 ひばりタイムスは、写真にたっぷりスペースを割いています。記事も大事。写真も大切。それなら写真を手掛かりにこの1年を振り返ってみたらどうか-。編集会合でそうまとまりました。市民ライターズ倶楽部の常連執筆メンバーが、自分とほかの人の記事から写真を各1枚選び、過越しの2022年を振り返ります。(編集部)(写真は、親子で散歩。1月22日掲載「早咲きに“春の兆し”【Photo歳時記】」から)

 「中島飛行機」は戦前、武蔵野市や西東京市などの関連工場で、戦闘機などを開発、製造しました。このため米軍による空襲の標的になり、周辺住民にも多大な被害が出ました。地域史を学ぶ「田無地方史研究会」のメンバーらが11月中旬、広い関連地域を4時間余りかけて尋ね歩きました。会員の松崎博さんの報告です。(編集部)(写真は、武蔵野中央公園に残る中島飛行機工場の地下壕のコンクリート床)

 

買い物に出かけることは「楽しみ」

 

 「高齢者にとって買い物が不自由だ」と言った場合、重い物を運ぶのが大変、あるいは、家から小売店に出かけるのが大変というように考える。その解決策として、ネットで購入・宅配するとか、あるいは、巡回小売店や買い物代行サービスの導入などを考えることが多い。

 西東京市は10月30日、首都直下型地震を想定した総合防災訓練を都立東伏見公園を中心に実施する予定です。公園では倒壊建物救出救助訓練や防災展示・体験コーナーが見られるほか、最寄り駅周辺で帰宅困難者対応訓練も想定されています。総合訓練の模様を伝えてきたFM西東京は、今回放送する特別番組に、地域の方々の参加を呼び掛けています。同局の飯島千ひろさんの報告です。(編集部)(写真は、倒壊建物からの救出救助訓練。2016年10月30日、文理台公園)

 「障がい者(児)とスポーツをたのしむつどい」が10月2日、保谷小学校の校庭で3年ぶりに開かれました。家族や友人ら約250人が晴天のもと、一緒にスポーツを楽しみました。そのハイライトシーンを収めた映像(3分20秒)が完成し、動画サイト「ユーチューブ」で10月10日に公開されました。イベント開催や動画制作に携わった西東京市障がい者福祉をすすめる会の根本尚之さんが報告します。(編集部)

 西東京市は9月27日、池澤隆史市長が新型コロナウイルスに感染したことが判明したと発表した。前日26日に帰宅後発熱し、27日に医療機関を受診。PCR検査の結果、陽性と判明した。今後は10月3日まで自宅療養する予定。

 西東京市議会は9月14日、新型コロナウイルスのオミクロン株対応ワクチン接種事業費などを盛り込んだ一般会計補正予算案(第7号)や季節性インフルエンザワクチン予防接種の無償化に伴う補正予算案(第8号)、国民健康保険特別会計などの補正予算案、市職員の定年延長に伴う関連条例改正案など、市提出の20議案をいずれも可決した。予算・決算特別委員会のネット中継を求める陳情は趣旨採択となったが、緑町(旧東大農場開発地区)の環境保全に関する陳情などは賛成少数で不採択となった。

 西東京市は9月13日、新型コロナウイルスの週間感染者は9月6日から13日までの1週間で1047人になったと発表した。前週より30人減となっが、7月半ばから9週連続1000人台が続いている。累計患者は3万6940人。

 テストも成績表もない学校の様子、のぞいてみませんか-。こう呼び掛ける映画の自主上映会が9月17日、18日の両日に計4回、西東京市内で開かれる。子どもの食育をテーマにした映画「いただきます」のシリーズ2本に続き、オオタヴィン監督の長編ドキュメンタリーの3作目。子どもたちの楽しめる学校生活を取り上げている。

 西東京市議会がネット中継しているのは本会議と常任委員会だけ。予算と決算の特別委員会、議会運営委員会などの活動内容をすぐに知りたければ議会に通い、傍聴席でメモを取るしかありません。会議録公開は通常3ヵ月後になるからです。そこで会議録作成に向けて録音している予算特別委員会の音声データを聞かせて欲しいと市民が議会に要望しました。その日から1年余り。その顛末は-。西東京市在住、根本尚之さんの報告です。(編集部)

 世界の出来事が私たちの暮らしにもつながっていることを最近特に感じませんか? こんな呼び掛けで開かれる西東京市の公民館主催「これだけは 知っておきたい! 身近な世界を知る講座」が受講生を募集している。9月22日から12月15日まで毎週毎週木曜日、市内の谷戸町1丁目の谷戸公民館で、各分野の専門家とともに学ぶ。保育付き。申込みは9月15日(木)正午まで。

1.自治会って何だろう?

 

 この連載のなかで、私は、自治会のことを数回書かせていただいている(注1)。しかし、この5月から自分が住む「下宿自治会」の会長になったこともあり、あらためて「自治会とは何か」について考え始めた。私が所属する下宿自治会(南町5丁目)は、2015年には228世帯だったが、2022年には168世帯と、7年で60世帯も減少した。

 西東京市議会の第3回定例会の日程案などが8月24日に公表された。会期(案)は8月29日から9月27日までの30日間。10月以降のオミクロン株対応のワクチン接種事業費を盛り込んだ補正予算案(第6号)と決算などから整理した一般会計補正予算案(第7号)、国民健康保険特別会計などの補正予算案、条例改正案も上程、審議される予定。会期後半は2021年度の決算を審議する決算特別委員会が続く。