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小平、東久留米にFM局設立の動き

By in 交流・共生, メディア・報道 on 2017年4月22日

 「きらら」方式で今夏の開局目指す-FMひがしくるめ

 東久留米市のコミュニティラジオ局「FMひがしくるめ」は今年夏の開局に向けて走り出している。母体になるのは「株式会社クルメデア」(高橋靖社長)。2年前の8月からインターネットラジ放送「そらじお」を続けてきた「NPO法人FMひがしくるめ」から運営を引き継ぎ、総務省からFM放送局の免許を得て電波を発信する予定だ。

 

パンフレットで市民株主募集(クリックで拡大)

 

 FM局設立の動きに弾みが付いたのは、山口県宇部市の「FMきらら」との出会いだった。開局以来10数年黒字経営を続けている「きらら」の井上悟社長のアドバイスを受け、番組の生放送とマガジン広告の組み合わせを採用。昨年9月に運営会社「クルメデア」を設立し、高橋さんが社長になって開局に踏み出した。

 同時に各地のローカルな話題を集めるニュースサイト「みんなの経済新聞」ネットワークに参加。北多摩7市(西東京市、東久留米市、清瀬市、東村山市、武蔵村山市、東大和市、小平市)をエリアとする「北多摩経済新聞」も発行し、ラジオ局とニュースサイトで東久留米から情報発信する予定だ。

 

今夏の開局を目指す高橋靖社長

 

 ホームページ上で「東久留米をもっとおもしろく! まちの活性化に!」と呼び掛け、災害時に力を発揮する防災情報の発信も心掛ける。高橋さんは「地域にこだわった情報で、東久留米の活性化を目指したい」と話している。

 スタジオは西武池袋線東久留米駅北口前のビル3階に決まった。放送用機材なども用意。工事業者と近く打合せるなど準備は急ピッチで進んでいる。資金確保のため「クルメデア」の市民株主を3月から募集。1株5万円。目標額は2700万円だ。

 今年1月には東久留米市役所1階の市民プラザで「防災とコミュニティFM」と「地域メディア誕生」をテーマにした講演とパネルディスカッションを開いた。賛同団体には社会福祉協議会、商工会、自由学園などの名が並んでいた。それまで続けたFM局設立運動、ネットラジオ「そらじお」の活動経験を踏まえ、市民の幅広い参加で開局に向かっている。

 全国のコミュニティラジオ局が集まる日本コミュニティ放送協会が昨年10月にまとめた報告によると、全国のコミュニティ局は305局。多摩地区では、むさしのエフエム 78.2MHz(武蔵野市)、エフエム西東京 84.2MHz(西東京市)、ちょうふFM 83.8MHz(調布市)がある。
 「経営状況」の項では、「運営形態は株式会社、NPO法人、協同組合などさまざまで、経営規模は大多数が小規模」としたうえで、「経営基盤は、盤石とは言えず、人的放送設備両面で、必要最小限で賄っています」「収益構造は依然として赤字基調で、苦しい経営状況が続いています」とまとめている。

 この夏開局を目指すFMひがしくるめ。ひと呼吸置いて力を蓄えているFMこだいら。ペース配分は違うけれど、知恵とエネルギーを集め、地域情報の発信に取り組んでいる。
(北嶋孝)

 

【関連リンク】
・小平FMフォーラム(facebook
FMきらら
コミュニティラジオ天神
・くまもと校区ネット(熊本シティエフエム
FMひがしくるめ
みんなの経済新聞
・コミュニティ放送局の現況について(平成28年10月20日)(一般社団法人日本コミュニティ放送協会、PDF
・開局順コミュニティ放送局一覧(総務省

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