新ロゴ

FMひがしくるめが小平、清瀬に放送拡大 局名「TOKYO854」で7月5日から

投稿者: カテゴリー: メディア・報道 オン 2021年6月7日

 東久留米市のコミュニティラジオ局「FMひがしくるめ」(FM85.4MHz)が7月5日から放送エリアを拡大し、東久留米、小平、清瀬の3市をカバーするラジオ局に生まれ変わることになった。局名も「TOKYO854 くるめラ」に変更する。6月6日午後6時からの番組「メールでリクエスト」の中で正式に発表した。(イラストは、新局名のロゴとイメージキャラクター「くるめラちゃん」)

 

 FMひがしくるめは2018年6月に開局し、東久留米市東本町の成美教育文化会館1階スタジオから地域に密着したきめ細かな情報を伝えてきた。東久留米市内のほぼ全域に発信してきたが、難聴取地域の解消が開局以来の悲願だった。今回、電波出力を従来の2Wから10Wに強化し、難聴取エリアの解消を図るとともに、3市(人口計約39万人)に向けた放送局になる。番組はスマホやパソコンでも聴くことができる。

 

 これまで北多摩北部の5市(西東京市、小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市)のうち小平市と清瀬市にはコミュニティーFM局がなかった。このため2020年3月から、小平と清瀬の情報を2市の市職員らが企画・発信する番組「ほくほくラジオ」(毎月第2金曜午後8時〜8時55分)をスタートさせ、3市の連携を図ってきた。

 

「ほくほくラジオ」放送

スタジオから「ほくほくラジオ」を生放送(2020年3月13日)

 

 7月5日からは番組を改変し、情報番組をさらに強化する。平日の午前9時〜11時には地元3市の旬の情報を伝える「おはよう854」を放送し、平日正午〜午後1時には各市に特化した情報番組を提供する。月曜は清瀬市、水曜は東久留米市、金曜は小平市で、各市に精通したパーソナリティの進行で地域の魅力を発信していく。

 

 またエリア拡大を記念して7月17日ごろに特別番組を放送する予定。放送時間も延長し、できるだけ早い時期に現在の23時終了から24時に延ばし、夜間の災害発生にも対応したいとしている。

 

 新局名の「TOKYO854」は、東京の市部にある3市を盛り上げる意味で「東京」を強調し、周波数(85.4MHz)の数字を加えた。東久留米の清流に住むホトケドジョウをイラスト化したイメージキャラクター「くるめラちゃん」に、小平市を表すブルーベリーと清瀬市を表すミツバチを加え、3市のラジオ局であることをアピールしている。

 

 株式会社クルメディアの高橋靖代表は「地元 3 市のことなら何でもわかる放送局を目指したい。すでに災害協定を結んでいる東久留米市と清瀬市に加え、小平市とも早期に協定を結び、災害の際にも頼りになる放送局にしたい。応援をよろしくお願いします」と話している。
(片岡義博)

 

【筆者略歴】
 片岡義博(かたおか・よしひろ)
 1962年生まれ。山口県下関市出身。共同通信社の文化部記者として主に演劇、論壇を担当。福岡編集部、文化部デスクを経て2007年にフリーに。2009年から小平市在住。

 

【関連情報】
・FMひがしくるめ(HP
・ほくほくラジオ(facebook

 

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