『北多摩戦後クロニクル』3月19日発売 「ひばりタイムス」連載記事を書籍化

投稿者: カテゴリー: メディア・報道連載・特集・企画 オン 2024年3月8日

 うれしいお知らせです。「ひばりタイムス」の連載企画「北多摩戦後クロニクル」を収録した単行本が完成し、3月19日から一般書店で発売されます。東村山・清瀬・東久留米・西東京・小平の5市を中心に50項目を取り上げ、あらたに北多摩北部の「出来事年表」を追加しています。

東京郊外の変遷を記録し、戦後の社会と世相の軌跡も浮き彫りにする貴重な一冊。キャッチコピーは「住んでいる土地の再発見!」「自分たちの地元は意外におもしろい!」となっています。予約受け付けも始まりました。ぜひ、ご一読ください。

書影

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 この「クロニクル」は米軍の空襲から始まり、自治体の合併と消滅、工場の建設と移転、交通・下水道網の整備、研究施設・福祉施設・大学・美術館の開設、遺跡の発見、娯楽行事やスポーツ、事件・事故など、それぞれの地域のエポックとなった出来事を取り上げています。

 地元在住の記者経験者・編集者5人によるひばりタイムス企画班編『北多摩戦後クロニクル -「東京郊外」の軌跡を探る』(言視舎刊)。A5判、約260ページ。定価は2420円(税込み)。購入の申込みは住所、氏名、購入部数、電話番号(できればメールアドレス)を書いて電話、ファクス、メールで言視舎まで。発刊次第、郵便振替用紙を同封した本を送ります。
 言視舎=〒102-0071 東京都千代田区富士見2-2-2  電話03-3234-5997 ファクス03-3234-5957 メールアドレス kikaku@s-pn.jp

 

 この企画の話があったのは2022年夏ごろ、コロナ感染症の収束が見え始めたころと記憶しています。災禍の2年間をなんとか潜り抜け、当時は心身とも疲れ果てて「ひばりタイムス」の幕引きも脳裏にちらついていた時期でした。しかし骨格のしっかりした企画内容に背筋が伸び、年間企画として連載に値するとすぐに判断しました。

 翌23年の正月から始まった連載は1項目1回の読み切りです。年末まで全50回、写真特集を含めると51回に上りました。掲載は毎週火曜日。編集作業という回路を通じて、最初の読者になりました。初めて知る地域の歴史に驚き、興奮を隠せなくなる回もありました。西東京市関連の主な出来事を挙げてみましょう。

「田無の仮装大会始まる」(1949年)
「”ロボット博士”が保谷に研究所設立」(1952年)
「原子核研究所が田無に開設」(1953年)
「地域紙『週刊東興通信』の創刊」「石神井川の氾濫」(1958年)
「皇太子夫妻がひばりが丘団地を視察」(1960年)
「ひばりが丘団地に『ことぶき食品』(のちのファミレス「すかいらーく」)開店」「保谷町が全国一斉学力調査を中止」「保谷の民族学博物館が閉館」(1962年)
「西武新宿線田無駅で追突事故」(1986年)
「エフエム西東京が開局」(1998年)
「田無と保谷が合併し『西東京市』誕生(2001年)
「早大ラグビー部が『さらば東伏見』」(2002年)
「石川島播磨重工業の田無工場が閉鎖」(2007年)…

 各回とも簡潔にまとめられ、読み始めると、あっという間に文末まで行き着きます。しかし視線が滑らかに動いていても、見逃してはなりません。各回とも、波瀾万丈が起承転結に織り込まれ、事実を深掘りする情熱とエネルギーを垣間見ることが出来るはずです。その力量を知るにつれ、単行本化を強く願うようになりました。東京の戦後郊外史が色濃く刻み込まれているのです。今回その願いがやっと形になりました。うれしい、ありがたい。いまの率直な気持ちです。

 ひばりタイムスの連載企画が書籍化されたのは、評論家の師岡武男さんのコラム「百音風発」を収録した「『対案力』養成講座」(言視舎)に次いで今回が2冊目です。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・ひばりタイムス企画班「北多摩戦後クロニクル」(言視舎

 

 

北嶋孝
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