天も味方? 秋の風物詩復活を楽しむ 西東京市民まつり4年ぶり開催
11月11、12日に西東京市緑町の西東京いこいの森公園で西東京市民まつりが開催された。両日とも、今にも泣きだしそうな曇天で、夏日もあった前週とは一転して12日は10度を切る気温に。それでも雨はほぼ降らず、多くの市民が復活した秋の風物詩ともいえるイベントを堪能した。
「開会します。2日間楽しんでください」―。11日午前10時前、いこいの森公園の野外ステージで市民まつりの岡田勇実行委員長が高らかに宣言し、待望の市民まつりがスタート。そのステージでは幕開けのよさこい踊り(藍なり)が華々しく披露され、隣接する谷戸小学校前のパフォーマンスストリートと併せて2日間で約60組の演奏や踊りなどが続いた。
会場内では、出店エリアの飲食店などを中心に約200のブースが並び、訪れた市民らを楽しませた。ゼロカーボンを目指す市の取り組みもあり、ボール広場では「環境フェスティバル」として、にしとうきょう環境チャレンジ協力店などのブースで環境に配慮した教室や体験会も開催。さらに子供向けの「スポーツ体験ゾーン」として谷戸小学校の校庭も開放され、FC東京によるキックターゲットやティーボール連盟によるティーボール体験などに子供たちの歓声が響いた。
今回の市民まつり開催では、まつりの財政的基盤にと実行委員会が初めてクラウドファンディングを実施。目標金額の50万円を達成する63万6000円の支援が集まった。その返礼品の一つとなったリストバンド式の「ファストパス」は、それを見せれば出店ブースの長蛇の列に並ばずに商品が買えるもので、趣旨に賛同した45店では「FAST PASS 参加店舗」の札を掲げ、注目も。ちなみに、3000円コースで支援した私も、その恩恵にあずかった。
12日には、コースこそ短縮したがパレードや、農産物の宝分けなど恒例行事も実施。会場で久しぶりに会う人と、会話に花を咲かせるなど、老若男女が市民まつりを楽しんでいた。
(倉野武)
【関連情報】
・第20回西東京市民まつりを開催します!(西東京市Web)
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