西東京市は全国6位と「たまエコニュース」 1人1日あたりのごみ排出量

投稿者: カテゴリー: 環境・災害 オン 2018年12月4日

たまエコニュース12月号の表紙(クリックで拡大)

 西東京市の1人1日あたりのごみ排出量は2016年度のデータで全国6位。12月2日に新聞折り込みで配布された、東京たま広域資源循環組合発行の「たまエコニュース」12月号で、西東京市のごみ減量取り組み状況の一端が明らかになった。

 この順位は「ごみの排出量が少ない市町村、全国トップ10に9市がランクイン」という見出しの記事に掲載された。

 掲載記事の一覧によると、ごみ減量の取り組みによって、2016年度の1人1日あたりごみ排出量が少ないトップ10のうち、人口10万人以上50万人未満の市町村の中に、多摩地域の8市がランクインした。1位は小金井市で、ごみ排出量は622.7グラム。日野市は3位、府中市は5位、6位の西東京市の排出量は687.2グラムだった。人口50万人以上の市町村では、八王子市が2位、同799.1グラムだった。

 

ごみ排出量の少ない順で6番目。赤線は編集部(「たまエコニュース」12月号から)

 

 一覧の出典は、環境省が今年まとめた「一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成28年度)」。環境省のサイトでこの資料を見ると、西東京市は前年の2015年度は7位、703.4グラムだった。翌年に順番が一つ上がったことが分かる。

 それではと、過去の資料を探して見ると、全国の自治体の中で4位(2012年、209年度度)、5位(2011年、2010年度)は当たり前。2008年度はなんと全国の1位、10年前はトップだった! この年の排出量は704.6グラム。西東京市は以後700グラム台を維持し、ベスト10にランクインする常連自治体だった。2016年度になって600グラム台を記録した。

 東京たま広域資源循環組合は、多摩地域の25市1町のごみを日の出町で最終処分している。「たまエコニュース」は同じ12月号の中で、最終処分する総ごみ量が10年前に比べて約18万2000トン、15%減と明記。「古くなったタオルは雑巾にリメイク」「ごみの分別を心がけて」「買い物時はエコバッグを持参」などと、ごみ減量の工夫とアイデアを訴えている。

 エコニュースは6月と12月の年2回発行。12月号は約104万部を印刷。新聞折り込みで配布したほか、各自治体にも渡しているという。PDF版は、組合のサイトで閲覧、ダウンロードできる。
(北嶋孝)

 

【関連リンク】
・「たまエコニュース」12月号(東京たま広域資源循環組合、PDF:2,137KB
・一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成28年度)について(環境省、PDF670KB

 

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