西東京市議選に33人立候補 定数28人の「与野党」バランスは…
任期満了に伴う西東京市の市議会議員選挙(定数28人)が12月16日告示され、締め切りの同日午後5時までに33人が立候補を届け出た。倍率は約1.18倍。投開票日は12月23日(日)。期日前投票・不在者投票は12月17日(月)から22日(土)の午前8時30分から午後8時まで、保谷庁舎別棟会議室B・Cと田無庁舎2階202・203会議室の2カ所で実施する。(この記事は2018年12月市議選時の掲載です)
西東京市選挙管理委員会の発表によると、33人の内訳は現職25人、新人8人。党派別では、自民党10人、公明党5人、共産党4人、立憲民主党2人、西東京・生活者ネット2人、国民民主党1人、都民ファーストの会1人、NHK から国民を守る党 1人、無所属7人だった。自民党が10人の候補を公認して現職8人から拡大を図り、市政を支える「与党」勢力の安定多数獲得を目指している。自民10人のうち新人は3人。
立候補の届出受付は午前8時30分から、保谷庁舎敷地の防災センター6階で始まった。まず時間前に集まっていた候補者や代理人がくじ引き。届出の順番を決めるためのくじ引き順を決めた。その後、再度のくじ引きで届出受付の順番が決まった。受付事務が終わると、街頭演説用の旗や腕章などを受け取り、待機していた宣伝車とともに街頭へ。そのまま市内を走ってマイクで政策を訴えたり、事務所で出陣式を行ったりした。市内229カ所の掲示板に一斉にポスターが張られ、1週間の選挙戦が始まった。
多くの候補は介護、子育て、福祉、医療など社会保障の充実を訴えている。自治体の独自色が出る「まちづくり」分野では見解が分かれ、力を入れる政策にも違いが出る。庁舎統合方針、公共施設の使用料・利用料、情報公開問題を取り上げたり、若さや実績、徳目や自分の長所を掲げたりする候補もいる。
今年12月1日現在の選挙人名簿登録者数は、男性8万1,396人、女性8万7,136人の計16万8,532人。有権者が18歳以上となった初の市議選となり、投票率にも注目が集まる。前回投票率は40.77%だった。
(北嶋孝)
【関連リンク】
・西東京市議会議員選挙 投票日 12月23日(日曜日)午前7時から午後8時 告示日12月16日(西東京市選挙管理委員会)
・西東京市議会議員選挙候補者別得票数(西東京市選挙管理委員会)
12月16日午後5時確定の状況に手直しして記事を差し替えました。現職と新人の人数に誤りがありました。現職25人、新人8人です。おわびして訂正します。
トップ写真を17日午後撮影のひばりヶ丘駅南口掲示板と差し替え、16日午後の写真は記事中に移しました。
(編集部)