富士山に金色のティアラ【Photo歳時記】
12月1日夕、小平市鈴木町の自宅マンション5階から西のほうを眺めると、初冬の富士山頂に笠雲がかかり、少し離れたところに吊るし雲がぽっかり浮かんでいた。日が傾くにしたがって、笠雲は富士山が頭に頂くティアラ(頭に付けるアクセサリー)のように金色に輝き、吊るし雲はイルカがティアラ目指して泳いでいく姿に。
笠雲や吊るし雲は「レンズ雲」と呼ばれる雲の一種で、上空を流れる湿った空気が山の斜面にぶつかり上昇することでできるそうだ。笠雲や吊るし雲が見えると、天気が下り坂になると言われる。翌2日は確かに朝から雨模様だった。
(片岡義博)
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