東京都の新患者107人 5月2日以来2カ月ぶりの100人超え 宣言解除後の最多更新 「感染拡大要注意」と知事呼び掛け
東京都は7月2日、都内の医療機関から報告された新型コロナウイルス感染症の新たな患者は107人と発表した。5月2日の154人以来2カ月ぶりに100人を超え、7日連続50人以上となって、緊急事態宣言解除後の最多を更新した。小池百合子知事は会見で「感染が拡大ししつつあると思われる」と述べ、「感染拡大要警戒」を呼び掛けた。
発表によると、感染経路不明は45人。年代別では20代が37人、30代34人で計71人となった。死亡は変わらず325人、患者総数は6399人。西東京市は変わらず55人だった。
小池知事は「20代と30代で約7割。地域的には新宿と池袋に多い」と指摘した上で、「”夜の街”要注意」と述べて、都民の協力を呼び掛けた。
区市町村別の上位は7月1日の時点で、新宿区711人(+9)、世田谷区533人(+1)、港区364360人(+4)、練馬区314人(0)、中野区297人(+4)、杉並区284人(+4)となった。豊島区は210人(+13)だった。
多摩地域は府中市80人(+1)、町田市60人(0)、西東京市55人(0)、八王子市53人(+1)、多摩市38人(0)、調布市38人(0)だった。
近隣は練馬区314人のほか、小金井市36人(0)、三鷹市34人(+2)、小平市28人(+1)、武蔵野市24人(0)、東久留米市17人(0)、清瀬市17人(0)などとなっている。
(編注:区市のあとのカッコは前日比)
(北嶋孝)
【関連情報】
・新型コロナウイルスに関連した患者の発生について(第538報)(東京都福祉保健局 最新の報道発表)
・都内の最新感染動向(東京都コロナウイルス感染対策サイト)
・東京都、新規感染者107人 小池知事「新宿・池袋の夜の街に注意を」 会見ノーカット(2020年7月2日)(The PAGE:YouTube)