浜中義豊氏

浜中義豊氏(自民)初当選、桐山ひとみ氏(都民ファースト)再選 東京都議選の西東京市選挙区

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2021年7月5日

 東京都議会議員選挙は7月4日、投開票が行われた。西東京市選挙区(定数2)は、新人の浜中義豊のりかた氏(38)=自民=が21,160票を獲得して初当選した。現職の桐山ひとみ氏(50)=都民ファースト=は18,580票を得て再選された。現職の石毛茂氏(68)=立憲=は16,751票で次点、新人の井手重美津子氏(57)=共産=は10,534票だった。(写真は、花束を受ける浜中氏)

 

 浜中氏は若さと情熱、市議3期10年の実績と経験を前面に、コロナ対策などを進めると訴えた。公明の推薦を得て当初から抜け出し、前回失った自民の議席を取り戻した。桐山氏は健康や介護の課題に力を入れて4年間の実績を強調。3日には都民ファーストの特別顧問を務める小池百合子東京都知事が事務所を訪れて激励するなど、小池知事との連携をアピールして支持を広げた。

 

桐山ひとみ氏

支持者やスタッフとともに再選を喜ぶ桐山氏

 

 石毛氏は、前回は民進党(当時)から都民ファーストに移り、今回は立憲から出馬するなど政治姿勢の変化が続いた。このため個人票への上積みが浸透しきれず、終盤になってオリンピックの「延期か中止」を訴え、枝野幸男代表の応援も得たが、5期目は成らなかった。井手重氏はオリンピックを中止してコロナ対策に全力を尽くすよう強調し、西東京市に保健所開設を求めるなど、命と暮らしを守る政策を訴えた。

 

初当選の浜中義豊氏

支持者の万歳を受けて頭を下げる浜中氏(左から2人目)

 

 初当選の浜中氏は事務所で大勢の支持者らを前にあいさつし、「当初はダブルスコアで勝つだろうというムードだったけれども、ここにいる方々のアドバイスで引き締めることができた。途中で落ちるかと思うことがあるほど厳しい選挙でした。しかしみなさんの力で勝ち抜くことができた」と述べた。桐山氏は「逆風かと覚悟していたけれども、途中から手応えを感じた。今後も小池知事とともに東京大改革を進め、西東京市のために尽くしたい」と語った。

 

桐山ひとみ氏

若い支持者、スタッフの活動に感謝する桐山氏

 

 投票率は40.03%となり、前回の49.18%から9.15ポイント下がった。東京都全体の42.39%も下回った。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・令和3年7月4日執行 東京都議会議員選挙(西東京市選挙区) 投・開票結果(西東京市選挙管理委員会
・令和3年7月4日 令和3年 都議会議員選挙 投票結果(確定)(東京都選挙管理委員会

 

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