田植え

子どもたちがプランターで「田植え」 お米を育てみんなで食べる 西東京市の田無向ヶ丘幼稚園

投稿者: カテゴリー: 子育て・教育 オン 2022年5月17日

 西東京市芝久保町の田無向ヶ丘幼稚園(遠藤源太郎園長)で5月16日、年長組(5歳児)の子どもたち約70人が、大きなプランターで「田植え」を行った。秋の収穫を目指して米づくりがスタートした。(写真は、稲の苗をみんなで植える)

 

 雨模様の午前中。木々や草花が茂る園庭の前に、土を入れ水を張った大型のプランターが並ぶ。靴を履き替えた子どもたちがグループごとにやって来くる。「今日は田植えをします。育てたお米は、秋にみんなで食べましょう。楽しみですね」。遠藤園長がこう言葉をかけて「田植え」が始まった。

 

遠藤源太郎園長

子どもたちに話しかける遠藤園長

田植え

根元を握ってしっかり植える

田植え

「うまくできたね」。右は遠藤真琴副園長

 

 子どもたちは一束4本に仕分けた苗を次々に植えていく。「根元をしっかり持って、土の中にグッと入れるといいよ」。先生やスタッフの言葉にうなずく。やがて「わあ、できた!」。あちこちで歓声が上がる。「よかったね。あとは手をしっかり洗いましょう」。駆け出す子どもの背中を、先生の声が追いかける。遠藤園長が自宅から運んできたオタマジャクシを、小さな「田んぼ」に放って、ほぼ1時間の「田植え」が終わった。

 

オタマジャクシ

遠藤園長が運んできたオタマジャクシをのぞき込む子どもたち

田植え

事前に苗を仕分ける職員たち

 

 同園の子どもたちはお米のほか、野菜づくりにも取り組む。園外に畑を確保して、親子でトウモロコシなども植えた。園庭にバラ、チューリップ、花菖蒲、ナデシコ、ゼラニウム、スイートピーなど20種を超える花々が季節ごとに咲く。高さ10数メートルのサクラの大木があり、(タカの一種)ツミが姿を現すこともある。川沿いの約5000平米の敷地に、自然がいっぱいだ。

 土を耕し種をまき、苗を植え、水やりや除草など、手間と時間をかけて野菜や花を育てている。園のホームページは「園児農園」に触れ、「自然に親しんでほしい」「手を尽くした結果咲き出す花を喜んでほしい」と記している。

 苗は毎年、千葉県我孫子市のNPO法人「手賀沼トラスト」から分けてもらう。元筑波大教授で叔父の農学者、遠藤織太郎さんが、この市民団体の理事長を長らく務めた。その縁が、いまも続いているのだ。「今年の苗は『つぶすけ』です」と遠藤園長。千葉県が開発した期待の新品種で、宣伝文句は「コシヒカリと同等以上のおいしさ」。秋の収穫が待ち遠しい。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・幼稚園の一年(田無向ヶ丘幼稚園
・NPO法人手賀沼トラスト(HP
・県育成米新品種「粒すけ」について(千葉県農林水産部

 

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