トップ当選連続4回の市議、森輝雄氏が引退表明 次期西東京市議選で新人2人を応援
西東京市議会議員選挙で連続4期トップ当選を続けてきた森輝雄氏(75)が今年12月に予定される市議会議員選挙に立候補しないと10月17日、明らかにした。「余力のあるうちに、次の力のある者にバトンを渡したい」と述べ、12月の選挙で新人2人を推薦、応援するという。(写真は一般質問に立つ森輝雄氏。2017年6月)
森氏は無所属。「主権は市民に!」の主張を掲げ、情報公開の徹底、差別や偏見と格差のない社会をめざして活動してきた。市民運動を続けてごみ問題の住民訴訟の原告となるなど、市民とともに闘う姿勢が鮮明だった。
1999年の旧保谷市時代から6期市議を務め、2006年からはトップ当選が4期連続。特に2010年から5000票台を突破し、2014年は5709票と西東京市議選の最高得票を記録した。2013年に西東京市長選、東京都議選にも挑戦した。
森氏は自身発行のニュースレター「森てるおの拡声器」最新号(第78号)で立候補取り止めについて「余力のあるうちに、次の力ある者にバトンを渡したい」と述べ、昨年の市長選挙の「違法ビラ」訴訟の原告となったり、道路建設問題で情報公開を求めて闘ったりした2人を推薦している。
前回2018年に3730票でトップ当選した森氏は引退。2位で3282票だった浜中義豊氏(自民)は東京都議になった。上位2人の得票合計は約7000票となり、12月の市議選ではこの行方も注目の的。各会派の複数のベテラン議員の引退も明らかになり、新しい政党会派だけでなく、無所属の若手も立候補予定者説明会に姿を見せた。今回の市議選から新しい芽が育つのだろうか。
(北嶋孝)
【関連情報】
・森 てるお(facebook)
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