西東京市議選

20代18.77%から60代49.34%まで 最低は24歳の15.74% 昨年末の西東京市議選の年代、年齢別投票率明らかに

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2023年4月13日

 昨年12月に行われた西東京市議会議員選挙の詳しいデータを収めた「西東京市における選挙の記録(23)」が4月13日、同市中央図書館に配架、公開された。選挙当日に発表された投票率は全体で38.66%だったが、今回明らかになった年代別投票率の最低は20代の18.77%、最高は60代49.34%となり、その開きは2.6倍。年齢別では24歳が15.74%と最低。最高は71歳の56.13%となり、年齢別の高低差は3.6倍も開いた。

 

選挙の記録

公開された「選挙の記録」

 西東京市の市議選は2022年12月25日に投開票され、トップだった無所属の長井秀和さんら28人が当選した。投票率は38.66%。過去最低だった前回2018年12月の36.84%より1.82ポイント高かったものの、これに次ぐ2番目に低い投票率となった。昨年7月の参議院議員選挙は58.39%、その前年2021年10月の衆議院議員選挙が58.84%、同年7月の都議会議員選挙の40.03%に比べても、市議選は2回連続して40%を割り込む低い投票率が目立った。

 年代別投票率をみると、最低は20代の18.64%。あとは10代26.19%、30代29.00%、40代36.53%と続き、いずれも全体の投票率を下回った。最高は60代で49.34%。5歳刻みでは75~79歳が54.89%と最高を記録した。

 年齢別は20代の10%台が目立つ。23歳17.01%から始まり、最低だった24歳が15.74%、25歳16.49%、26歳17.68%、27歳18.38%と続く。

 全体の投票率では男38.63%、女38.69%となって男女差はほぼない。男女の年齢別では男24歳は15.22%、女25歳は16.21%が最低投票率だった。

 地域別にみると、早稲田大学東伏見キャンパスなどを含む第6投票区(東伏見1丁目の一部、2~6丁目)が最も低くて32.02%、田無庁舎が投票所の第8投票区(田無町2丁目、南町2~6丁目の一部など)が高くて42.68%となり、その差は10.66ポイントだった。投票率の地域差は年齢差よりは小さく、男女差より大きかった。

 当日有権者は16万9,253人。投票者数は6万5,436人、このうち期日前投票は1万9,409人(前回比4,175人増)だった。
(北嶋孝)

 

北嶋孝
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20代18.77%から60代49.34%まで 最低は24歳の15.74% 昨年末の西東京市議選の年代、年齢別投票率明らかに」への2件のフィードバック

  1. 1

    末尾の段落で、投票者数と当日投票者数を取り違えていました。お詫びして訂正します。(北嶋)

  2. 仲村靖恵
    2

    年代別、年齢別、地域別の投票率について、興味深く読ませていただきました。こんなに差があるのですね。
    若者の投票率の低さに愕然としました。若者を責めるというより、このような状況を招いた政治の責任が大きいと思います。
    10代が20代より7.5ポイント高いこと、期日前投票の割合が大幅に増えていることに期待します。駅近くの商業施設に期日前投票所を設置すれば確実に投票率が上がるのではないでしょうか。

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