元都議の石毛しげるさん、引退表明
元東京都議会議員の石毛しげるさん(70)が、旧保谷市議に初当選してから約40年続けた議員・政治活動から引退することを表明した。12月初めから関係者に送ったあいさつ状で明らかにした。
石毛さんはあいさつの中で「2021年に東京都議会議員の任期満了を迎え、早いもので2年が経ちました。今後についてさまざまなご意見をいただいておりましたが、正式に引退することにいたしました」と述べ、「昭和58(1983)年の保谷市議初当選以来、(中略)長い間大変お世話になり、これまでのご厚情とご指導に深く感謝申し上げます」としている。あらためて真意を尋ねると「40年も議員生活を送りました。今春に勲章(旭日中綬章)をもらいましたし、もうそろそろかと思いました」と語った。
石毛さんは1983(昭和58)年、旧保谷市議選に社会党から立候補して初当選。以来、市議6期、都議4期を勤めたが、2021年7月の都議選で敗れた。西東京市議時代は議長、都議時代は警察・消防委員長も務めた。今年4月の春の叙勲で、旭日中綬章を受けた。
今後は曹洞宗北斗山「徳雲寺」(石川県七尾市)とその分院となる「金剛寺」(西東京市南町)の住職として活動し、外国人の墓地問題にも力を入れるという。今年8月、本名の「石毛泰道」名義で3冊目となる著書「70歳からの禅の教え 人生が変わる極上の暇つぶし」(幻冬舎、1540円)を出版した。
(北嶋孝)
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