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「ひろみちお兄さん」の親子体操 西東京市総合体育館に300人

By in 健康・医療 on 2017年9月5日

佐藤弘道さんの親子体操のようす

 NHKのテレビ番組「おかあさんといっしょ」10代目の体操のお兄さん、佐藤弘道さんが講師を務める親子体操が9月2日、西東京市総合体育館で開かれた。定員いっぱいの300人の3歳から6歳の未就学児と保護者が、「ひろみちお兄さん」の愛称で親しまれている弘道さんが考案した親子体操を体験した。

 当日は、イベントに先立ち、主催した西東京市の丸山浩一市長が「お父さんの参加も多くてうれしいです。親子のコミュニケーションを取って、楽しんでいただけたらと思います」と挨拶した。

 その後、大きな拍手と共に弘道さんが登場。まず、寿司の握り方やエビやアナゴなどのネタを体で表現する運動を、ユーモアを交えて教えた。また、弘道さん作詞の「ソーレソレソレ」の音楽に合わせ、親子が綱引きのように互いに手を引っ張たり、親が子どもをおんぶして、子どもは落ちないように自力で親の体を1周するなど独自の運動を伝授。親子で肌を触れ合いながら遊ぶことの必要性を伝えた。

 

親子体操会場入り口

 

 道弘さんは、日本体育大学体育学部卒業。1993年4月から12年間、体操のお兄さんとして人気を集めた。2015年、弘前大学大学院医学研究科博士課程修了、初の親子体操の効果実証で医学博士号を取得。現在は全国で親子、幼児のための体操教室を実施。弘前大学医学部学部長講師など務めている。

 親子体操は、親子でコミュニケーションやスキンシップを取りながら、基本的な体力要素(筋力、柔軟性、瞬発力、全身持久力など)を全て含むプログラムで、狭いところでもできる運動のこと。

 同体操の効果を医学的に実証しようと、弘道さんは2014年から半年間、大学院で青森県弘前市内の幼稚園児とその母親約45組を対象に、体力、運動能力、各種心理テストなどを測定。その結果、親の睡眠の質、健康度、育児ストレスなどの改善が見られ、子どもの運動能力も上がるなどの効果が証明できた。

 参加した母親は、「子どもの頃テレビで見ていたひろみちお兄さんが講師だというので、すぐ申込ました。子どもともっと触れ合わないといけないなと思った」。他にも「思ったより疲れたけど、普段は1時間も子どもとスキンシップすることがないので、いい機会だった」と話す父親もいた。

 

「親子でからだあそび」即売サイン会

 

 弘道さんは、「子どもの幼少時代は短いです。子どもが小さい時に親子で触れ合って信頼関係を築いていただきたい。みなさんが心身ともに元気になれるよう、親子体操がそのきっかけになればと思います」と力を込めた。

 イベント終了後には、弘道さんの著書「親子でからだあそび」の即売サイン会があり、長い列ができた。
(柿本珠枝)

 

【筆者略歴】
柿本珠枝(かきもと・たまえ)
 旧保谷市で育ち、現在西東京市田無町在住。1998年(株)エフエム西東京開局から携わり、行政や医療番組、防災、選挙特番など担当。地域に根差した記者としても活動している。

 

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