西東京市で初の「にしねこフェスティバル」 「猫の日」に市民団体と市が共催

投稿者: カテゴリー: 暮らし オン 2019年3月7日

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 ニャンニャンニャンの2月22日正午から、西東京市の環境学習拠点施設「エコプラザ」で開催された「にしねこフェスティバル」に出かけた。市民団体「西東京市 地域猫の会」と西東京市環境保全課が共催で行う初イベントだ。

 会場には、猫の写真、猫のご飯が並んでいる。猫好きは「エサ」って言わない。「ご飯」なんです。ほかに、猫のお面作りと塗り絵コーナーなどもある。何を見てもニャーンと、顔がにやける。

 

うちの愛猫自慢 フォトコンテスト。可愛くてトロける

ピンクのお面を作った男の子。あまりの可愛さに掲載許可をもらった

 

 環境保全課が1月16日から2月15日まで、愛猫写真を募集した。受け付けが済むと、その写真は市のホームページに掲載される。私も写真を送ったら、その写真が掲載されたのだ。きゃー、なんか盛り上がる。毎日、ホームページを開けて、掲載された我が家の猫の写真を見てしまう。目の前に寝てるのに。その写真は、フェスティバル当日にエコプラザに来れば、もれなく缶バッジかキーホルダーにしてくれる。なんて良い企画なの。

 

缶バッジと一緒に写る本人(本猫)、比嘉美佳さんちのトラ夫くん

 

 西東京市獣医師会の9人の先生達も「猫ちゃん相談」の心強い相談員として参加した。愛猫コンテストに参加した比嘉美佳さんは「先生に相談しちゃった。詳しく聞けて良かった」と微笑んだ。

 

多頭飼い飼育崩壊の発表

 

 市内の小学5年の中橋かんなさんは、夏休みの自由研究で「多頭飼い飼育崩壊」をテーマにした。その自由研究も、会場で貼り出されていた。多頭飼い飼育崩壊とは、ペットを複数飼い、劣悪な環境のため飼い主が飼育できなくなることである。今回注目すべきは、そのテーマが市内で起きている、と言う現実だ。

 かんなさんとそのご家族は、西東京市地域猫の会が多頭飼い飼育崩壊で救出(レスキュー)した猫を引き取っている。自由研究にあたり、地域猫の会のメンバーにもインタビューを試み、しっかりとまとめている。入り口は、猫の多頭飼いのケースだが、そこには高齢者の認知症の問題や孤独な市民、貧困などさまざまな課題が潜んでいる。

 

おもしろ猫検定 。 ちょうど時間は猫時間の2時22分

 

 最後に愛猫コンテストの投票結果を集計を残して、にしねこフェスティバルは終了となった。こちらの結果は、環境保全課の発表を待つことになる。3月15日号の市報に合わせての発表とのことだ。来場者は222人。おおよそではあるが、さすが猫の日の数字である。

 

西東京市地域猫の会会長の菅原美穂さん

 

 西東京市地域猫の会会長の菅原美穂さんは「目の前にある命を救いたい。地域猫のことを知って欲しい」という。日頃から、地域猫の保護に奔走し、にしねこフェスティバルでも八面六臂の大活躍をしたその裏には、この熱い思いがあるのだ。

 来場者に「今年初めてのイベントでしたが」と声をかけると「来年もイベントがあったら参加します」と誰もが答えた。親子連れや三世代での参加もあった。

 市内で初めての「にしねこフェスティバル」。環境保全課との連携で大成功を収めた陰に、菅原会長率いる地域猫の会の奮闘があったことを心からねぎらいたい。地域猫達に人間の家族が見つかり、幸せになるようにと思うのだニャン。
(石田裕子)(写真は筆者提供)

 

【関連リンク】
・西東京市 地域猫の会(HP

 

【筆者略歴】
石田裕子(いしだ・ひろこ)
 夫と長男と、猫2匹が現在の同居家族。PTAが大好きで、谷戸小学校では2回、田無二中でも2回のPTA会長を歴任。人生のテーマが「子ども支援」。育成会や遊び場開放で、子どもとふれあいなから、市内2カ所の子ども食堂に関わる。谷戸小学校施設開放運営協議会管理者、青少年育成会メタセコイア 副会長、西東京わいわいネット 事務局長、放課後キッチン・ごろごろ代表など。

 

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西東京市で初の「にしねこフェスティバル」 「猫の日」に市民団体と市が共催」への1件のフィードバック

  1. 1

    にしねこフェスティバルは命の大切さや地域猫への温かい見守りを促進してとても良かった。来年も楽しみにしてます。

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