狛犬に白いマスク 西東京市の田無神社

投稿者: カテゴリー: 新型コロナウイルス暮らし オン 2020年4月18日

「疫病退散」の幟の下、目を光らせる狛犬(田無神社境内)

 西東京市の田無神社境内にある狛犬こまいぬの石像に、白いマスクが付けられている。参拝者が足を止めて「かわいい」と言葉をかけたり写真に収めたりする姿もみられた。

 宮司の賀陽智之さんが白マスクに気が付いたのは3月末だった。「参拝者のどなたかは分かりません。動物も(新型コロナウイルスに)感染するといわれているので、心配してくれたのでしょうか」。

 イタズラかもしれないと疑って、マスクを外す考えはなかったのだろうか。賀陽さんは「マスク姿の狛犬を目にしたら、感染予防の注意喚起に効果があるかもしれませんし、外さないまま今に至っています」。おおらかで、粋な計らいだった。

 この狛犬像は、酸性雨の痛みを心配して約20年前、雨の当たらない本殿脇に場所を移していたが、昨年3月に改めて参道の燈籠近くに戻ってきた。

 

マスクを付けてギロリ(4月17日、筆者撮影)

左の「吽像」

右の「阿像」

子犬が近づいてくる…。(いずれも4月17日、筆者撮影)

 

 像は台座を含めて高さ1メートル50センチほど。本殿に向かって左の像は岩に前足をかけて前方を見つめ、右の像は頭を低くして今にも飛びかからんばかり。空想上の霊獣とは言え、境内にはためく「疫病退散」「国土安寧」の幟に呼応して迫力満点。あたりに目を光らせている。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・狛犬移設工事の様子(2019年 3月 31日(日)(田無神社

 

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