「全国ORIZURUキャラバン」開く ボーイスカウト世界大会をPR
日本で開かれるボーイスカウトの国際キャンプ大会を成功させようというイベント「全国ORIZURUキャラバン」が4月25日、イオンモールむさし村山(東京都武蔵村山市榎1丁目)で開かれた。西東京市周辺地域のボーイスカウトを束ねるボーイスカウト東京連盟北多摩地区が主催した。
この大会は4年に1度、世界中のボーイスカウトが交流する「世界スカウトジャンボリー」。今年の第23回大会は7月28日から8月8日まで、山口県きらら浜で開催される。大会には世界162の国と地域から約3万人の青少年が集まり、約2週間のキャンプ生活を送る。言葉の壁を乗り越え協力し合って世界の文化を体験し、環境や平和、人権問題も学ぶ。8月6日には、約160か国の青少年の代表が広島の平和記念式典に出席して千羽鶴を納める。日本で開催されるのは1971年以来、44年ぶり2回目。
「全国ORIZURUキャラバン」は、全国12万人のボーイスカウトと青少年団体、地域社会などが連携してすすめる絆プロジェクト。公益財団法人「ボーイスカウト日本連盟」と47都道府県のボーイスカウト連盟が主催し、イオン、ヤマト運輸などの協賛で、4月19日に千葉県からスタート。イオングループ商業施設を中心に全国47都道府県で6月28日まで順次開催される。
主催したボーイスカウト東京連盟北多摩地区は西東京市、小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、東大和市、武蔵村山市にあるボーイスカウト16団によって構成される。
会場のイオンモールむさし村山には、今回の世界ジャンボリーのテーマでもある「平和」活動に参加してもらおうと、広島の平和記念式典に納める「折り鶴」作りのコーナーが設けられた。他には、縄結び体験、パネルに描かれた木の実の葉を当てるなどの自然クイズ、世界の国旗を記憶するゲームコーナーなども設置され、約400人の親子連れなどが参加。約400羽の折り鶴が完成した。
一生懸命鶴を折っていた2歳の男の子は「お父さんに教わりながら鶴を折っているんだ」と笑顔を見せた。
日本ボーイスカウト東京連盟理事の塚原欣一さんは「世界中にボーイスカウトがあることや地元のボーイスカウトの活動を日本中の人たちに知ってもらいたい。興味をもっていただければ嬉しい」と話していた。 (柿本珠枝)
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