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西東京市議会臨時会

緊急質問は3月1日に 西東京市議会臨時会が会期延長

投稿者: カテゴリー: 市政・議会 オン 2021年2月27日

 西東京市議会第2回臨時会が2月26日に開かれた。2月7日投開票の市長選挙で池澤隆史新市長が誕生して初めての議会。選挙期間中に池澤陣営が発行した法定ビラなどに批判の声が上がり、議員から通告された緊急質問が計16件に上った。本会議に先立って開かれた議会運営委員会は発言順などをめぐって緊迫したやりとりが続いた。結局午後遅く、構成議員の多い会派から無所属議員もまとめて1人ずつ発言し、何度か繰り返すことで決着した。この日の緊急質問は行われず、会期が3月1日まで延長され繰り延べとなった。(写真は、本会議で発言する池澤隆史新市長)

 

 午前10時開会予定の本会議は6時間50分遅れの午後4時50分から開会。会期を3月1日まで延長すると決めた後、池澤隆史新市長が「市長選挙の結果、2月18日に西東京市の市長に就任しました。所信は次の議会で述べます」など簡潔にあいさつして5分ほどで終わった。

 

 本会議に先立って午前9時30分に始まった議会運営委員会は、池澤市長が臨時会に提出する専決処分の報告2件などの提出議案を説明して退席。緊急質問の取り扱いに入った。

 

 岡村保彦議会事務局長が緊急質問の通告が16人からあったなどと報告した。そのあと森信一氏(立憲フォーラム)が発言し、「提出年月日などが空白の緊急質問通告書が受領されている。発言順は受領の順番を参考しようと思っているので確かめたい」と精査を求めた。

 

 事務局によると、16通すべてに年月日付きの収受印が押されていたが、提出年月日や受領日時の記載がない通告書が多かった。しかしメモなどで16人の提出の順番が分かった。提出年月日と受領日時がともに空白だったのは、通告した自民会派の6人のうち5人だった、などが報告された。

 

 納田里織(さおり)氏は「市の不適切な公文書の取り扱いを追求してきた議会だからこそ、公文書の扱いにもっと敏感になってほしい」などと厳しく言及。佐藤公男氏(公明)が「これでは(委員会を)続けられない。(事務局は)もっとしっかりしてほしい」と発言したことを受け、9時55分に暫時休憩に入った。再開したのは午後4時15分。6時間20分の長い中断だった。

 

 再開後、岡村事務局長が「公文書の取り扱いについて誤りがあった。受領日の欄は事務局の記載漏れ。今後誤りのないよう取り扱う」などと陳謝した。その後、本会議で会期延長などを決めるためにいったん休憩し、午後5時50分から再開。通告書を提出した順に緊急質問するか、構成議員の多い会派から順に発言するかで意見が分かれた。結局議員の多い大会派から順に1人ずつ発言し、一巡したらまた繰り返すとの田中議長の提案を議論し、会派、議員の意見表明の後、この議長提案が了承された。

 

 議会事務局によると、緊急質問の発言順については議会規則や会派申し合わせ事項にもない。これまで、議場で挙手した議員を議長が指名することで進められてきた。今回は「構成員の多い会派順の発言」で決着したものの、自民、公明以外の会派・議員は全員、「複数が緊急質問通告した場合の発言順をあらためて検討する必要がある」とそれぞれ意見を述べた。終わったのは午後7時25分だった。

 

 緊急質問の通告が16人と多かったのは「記憶にない。記録を調べてみないと正確には言えないけれども、2桁になったのは初めてではないか」(岡村局長)という。

 

 市長選は僅差で当落が分かれた上、池澤陣営の法定ビラが分断と排除を煽る「ネガティブ・キャンペーン」だと批判する動きが出ていた。議会への関心は高く、この日の傍聴者は、議会事務局によると32人。本会議の傍聴席は新型コロナウイルスの感染防止に配慮して席を空けるなどして15席限定、議会運営委員会は6席だったが、いずれも満席。特に議運席では、度重なる長い中断があったのに、傍聴者が最後まで審議の行方を見守っていた。休憩中、臨時に設営された控え室に議員が姿を現し、待機している傍聴者らに事情を説明する光景が見られた。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・令和3年第2回臨時会会期決定のお知らせ(西東京市Web
・市議会の傍聴について(西東京市Web

 

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