85歳以上のワクチン接種始まる 西東京市の田無庁舎で
西東京市役所の田無庁舎で5月11日、85歳以上を対象にした新型コロナワクチン接種が始まった。市内の集団接種3会場のうち、エコプラザ西東京1階多目的スペースは5月14日から、(仮称)第10中学校(新ひばりが丘中学校体育館)は5月13日からのスタートとなる。(写真は、ワクチン接種が始まった田無庁舎)
この日午前9時から、田無庁舎2階の202・203会議室の会場で受け付けが始まった。時間は15分刻み。予約した人たちが5人ずつ、スタッフの誘導で会場に入った。健康課によると、午後3時30分の終了まで、この日予約した120人が第1回の接種を済ませた。健康福祉部ワクチン担当の藤沢正樹副参与は「本日のワクチン接種は、事後の健康観察も含めて無事に終わりました」と話した。
予約は電話とネットのみ。入口の張り紙に「事前に予約した方のみ受け付けが出来ます。この会場で、申し込み・予約はできません」と書かれていた。
広報課によると、85歳以上を対象に7日から始まったワクチン接種の予約済みは11日午前8時まで4490人。市内の85歳以上の高齢者1万820人の41.5%となった。75歳以上の予約は5月下旬、65歳以上は6月上旬からスタートの見込み。日時が決まり次第、市報(広報西東京)や市ホームページなどで知らせるという。
市の準備対応は、国のワクチン供給状況を見ながら進められた。予約の年齢グループ別対応、接種スタッフや集団接種会場の確保、病院、医院などとの連携方針も打ち出し、ワクチン接種の情報をまとめて掲載する特設サイトも設置した。
特に安全・安心の接種体制を組むため、集団接種の手順や課題を洗い出すリハーサルが4月21日、田無庁舎会場で実施された。検温やクーポン券などを確認する「事前受け付け」から、問診票の記入漏れなどをチェックする「接種受け付け」、医師の「問診」、看護師による「接種」、「健康観察」など、一連の流れを確かめた。容体急変のケースも想定し、訓練した。
リハーサルの結果を踏まえ、藤沢副副参与は「レイアウトを変えていざというときに備えて救護室を広げ、より安全な搬路も確保しました。そのほか健康観察のスペースも広げてゆったり出来るようにしました」と話していた。
(北嶋孝)
【関連情報】
・西東京市新型コロナワクチン掲示板(西東京市特設サイト)
西東京市のコロナワクチン接種の状況について一番詳しい情報が得られるのは「ひばりタイムス」。市のホームページの情報は詳細が出てこないので計画はわかるが現状はわからない。ちょっと不親切。。市民のためにこれからも緻密な取材を続けて下さい。