西東京市職員5人、新型コロナウイルス感染 濃厚接触者特定されず
西東京市は8月16日、市職員計5人が10日から13日にかけて新型コロナウイルスに感染していると判明したと発表した。いずれも濃厚接触者は特定されなかったが、保健所の調査が感染判明の4日後に行われた事例もあった。感染の急拡大に伴って自宅療養も急増しているため家族感染を心配する声も出ている。
感染したのは都市基盤部2人、企画部1人、健康福祉部1人、みどり環境部1人の計5人。発熱や吐き気、倦怠感などがあって医療機関を受診し、検査の結果、陽性が判明した。
健康福祉部で感染した30代の女性の場合、6日(金)が最終出勤日で、8日(日)に発熱と吐き気の症状があり、12日(木)にPCR検査の結果、陽性が判明した。しかし保健所の調査は16日(月)になり、4日後に濃厚接触者が特定されないと分かった。
職場も異なり、陽性判明の日もずれているため、担当課は「職場の換気に気を付けるなど今後も対策を徹底したいが、家庭内感染の雰囲気もある」と話していた。
8月15日時点の市内の新規感染者は65人。このうち感染経路が分かったのは32人とほぼ半数だった。8月に入って特に感染が急拡大し、このところ5日間連続60人以上の感染者が出ている。
健康課の発表によると、西東京市の累計患者は15日で3027人となり、初めて3000人を超えた。療養者は現在623人にのぼり、このうち入院中96人、宿泊療養13人に対し、自宅療養450人、調整中64人。自宅療養が73%を占めた。
(北嶋孝)
【関連情報】
・新型コロナウイルス感染症の市内感染者発生の状況について(西東京市Web)
・市職員の新型コロナウイルスの感染について(2021年8月16日)(西東京市Web)
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