パネル展示

多文化共生ってどんなこと? パネル展示とミニ会話講座も

投稿者: カテゴリー: 暮らし文化 オン 2015年7月2日

 西東京市には、たくさんの外国人が暮らしている。地域の住民として、ともに協力しあって暮らしていくには、どうすればいいか。それを支援するさまざまな活動があることを、より多くの市民に知ってほしい。そんな狙いから、「多文化共生」をテーマにした展示会が、[2015年]7月1日から3日まで開かれた。(写真は、多文化共生のパネル展。アスタ・センターコート)

 場所は、西武新宿線田無駅前のアスタ2階のセンターコート。「多文化共生ってどんなこと?」をテーマに、パネル展示と外国人によるアトラクションなどがある。市内にはボランティアによる日本語教室が11あるが、各教室の具体的な活動をパネルで紹介する。NPO法人「西東京多文化共生センター」(NIMIC)の支援活動なども紹介していた。

 

多文化共生展

ベトナム語のミニ会話講座。禁無断提供

 

 初日の1日は、ベトナム語とモンゴル語のミニ会話講座が特設ステージで開かれた。市内の大学に通う留学生と日本語教室の学習者が講師になり、来場者の市民と楽しい会話を交わした。

 買い物のついでに立ち寄った市民の一人は「外国人の人たちも、同じ西東京市民。協力して暮らしやすい町にしたい」と話す。2日は、午後3時と4時からベネズエラとコロンビアの民族舞踊、3日は、フィリピンの歌と音楽が披露された。

 この展示会は、西東京市のNPO企画提案事業として、NIMICが市との共催で開いた。同じ地域に多様な文化的背景を持つ人たちが数多く暮らしており、それを支援するさまざまな活動があること、「多文化共生」について、市民の理解を深めてもらうことを目的としている。
(清水智子)

 

【関連情報】
・NPO法人「西東京多文化共生センター」(NIMIC

 

【筆者略歴】
清水智子(しみず・ともこ)
 2005年から「西東京にほんご教室」で、外国人向けの日本語学習支援活動に参加。2010年から西東京多文化共生センター(NIMIC)の「子ども日本語教室」で外国人子弟の学習。教科指導にも従事、西東京市在住。

 

 

(Visited 1,009 times, 1 visits today)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA