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巧みな日本語、「学び」を語る 西東京市日本語スピーチ大会

By in 交流・共生 on 2015年10月6日
コンテストに出場者した人たち。中央が丸山浩一市長

コンテストに出場者した人たち。前列中央が丸山浩一市長

 西東京市に住む外国人を対象にした「日本語スピーチコンテスト」が10月4日、西東京市のコール田無多目的ホールで開かれた。市内に住むさまざまな国の外国人が、日本の生活で感じたこと、驚いたこと、楽しかったことなどを、日本語でスピーチした。

 このスピーチ大会は、西東京市多文化共生センター(NIMIC)が主催し、毎年開いている。今年は、ブラジル、中国、フィリピン、ベトナム、ベネズエラ、アメリカなど9カ国から男女13人(子どもを含む)が出場。さまざまなテーマで、日本での生活体験や、自国の文化との違い、日本で学んだこと、将来の夢などを、巧みな日本語を操り、感情豊かに語った。

市長賞を受賞した甲斐レオナリンさん

市長賞の甲斐レオナリンさん

 最優秀の市長賞を受賞したのは、フィリピン出身の甲斐レオナリンさん(19)。自身の体験談をもとに、故国のストリートチルドレンの悲惨な現実を紹介、教育の不平等を「もっと知ってほしい」と訴えた。彼女は、今、市内で単身生活しつつ専門学校に通う。「日本は恵まれた国。勉強したくてもできない子どもたちがたくさんいる、ということをもっと知ってほしい」と語る。NIMIC賞は、田無高校英語教師のジョン・ブラージスさん(アメリカ)、武蔵野大学学長賞は、山下麗華さん(中国)が、それぞれ受賞した。

 市内には、70カ国、約3300人(市人口の約1.8%)の外国人が住んでいる。NIMICは、多文化共生を目的に、外国人のための生活相談や、子ども日本語教室などの事業を展開、傘下に外国人向けの「日本語教室」が保谷、田無地区に10カ所ある。スピーチ大会の出場者の多くは、これら日本語教室で学ぶ学習者の中から選ばれた。
(萩原慎一郎)

 

【筆者略歴】
萩原慎一郎(はぎわら・しんいちろう)
 1947年、神戸市生まれ。京都大学経済学部卒。時事通信社の経済4部長などを歴任。現在、日本語教師として、都内の日本語学校で外国人向け日本語教育に携わる。西東京市下保谷在住。

【関連リンク】
・西東京市多文化共生センター(NIMIC)>> http://www.nimic.jp

 

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