東京都の無料PCR検査拡大 西東京市はウエルシア薬局田無駅前店
東京都は12月27日、PCR検査等無料化事業の実施箇所を拡大し、検査が受けられる都内176カ所の一覧を公表した。一覧に入った西東京市のウエルシア薬局田無駅前店は同日からスタート。小平市ではウエルシア薬局小平学園西町店など4カ所、東久留米市はウエルシア薬局東久留米本町店など3カ所も一覧に含まれている。(PCR無料検査が始まったウエルシア薬局田無駅前店)
無料検査が出来るのは、発熱などの症状のない東京都民。このうち(1)ワクチン接種証明書や陰性の検査結果を確認する必要のある人で、基礎疾患があってワクチン接種を受けられない人や12歳未満の子どもは来年3月末まで(2)感染に不安を感じていたり不安を解消したい事情がある場合は1月末まで。
一覧掲載の登録済み薬局や民間検査機関の窓口で、運転免許証やマイナンバーカード、学生証などの身分証明書を提出する必要がある。
発行される検査結果通知書の有効期限は、PCR検査は検体採取3日後まで、抗原定性検査は採取翌日まで。都は、検査結果が「陽性疑い」なら「必ず医療機関の受診を受診していただきます」と強調。この検査は診断結果を示すのではなく、「検査結果が陰性でも感染の可能性を否定したものではない」と注意を呼び掛けている。
西東京市のウエルシア薬局田無駅前店(田無町1-2-11)は27日から検査を始めた。同店によると、27日は用意した20人分の検査キットが途中でなくなったという。同店は午前9時から深夜0時まで営業するが、検査キットがなくなり次第受け付けを締め切る。同店は年末年始も営業するけれども、店内で検査を実施する処方箋薬局は12月31日から1月3日まで休業するという。
この事業は12月23日から、健康上の理由でワクチン接種を受けられない人や12歳未満の子どもが、飲食やイベント、旅行などでワクチン接種証明などが必要な場合に限りスタート。25日から感染に不安を感じたりする人を加えて対象を広げた。27日からは大型の薬局チェーン店など実施箇所を大幅に増やした。都は、検査を受けられる場所を今後順次拡大するとしている。
27日時点で検査を受けられる場所の一覧は、下記の東京都福祉保健局サイト掲載のPDFファイルを参照。
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詳しい話を聞きたいと28日午後、ウエルシア薬局田無駅前店に出掛けた。しかしスタッフの取り次ぎに対し、店からは許可がないと話せない、店の運営で話す時間がない、との伝言。預けた名刺も戻ってきた。
ウエルシア薬局本社(千代田区外神田2丁目)にも連絡した。しかし代表電話につながっても、報道・取材部署に回ると電話が切れる。午前10時過ぎから夕方まで10回以上電話したけれども連絡がとれなかった。その間、代表電話からつながった他の部署に趣旨を話し、広報担当部署への連絡を依頼した。しかし午後6時までに返事はなかった。会社のホームページにも28日現在、今回の無料PCR検査の件に関するリリースは掲載されていない。
(北嶋孝)
【関連情報】
・検査を受けられる場所一覧(12月27日時点)12月29日時点(PDF:237KB)(東京都PCR等検査無料化事業事務局)
・PCR等検査無料化事業(東京都福祉保健局)
・ニュースリリース(ウエルシアールディングス)
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無料PCR無料検査が受けられる場所の一覧は12月29日に更新されました。ウエルシア薬局田無駅前店の営業時間を詳しくしました。(北嶋)