写真展

「西東京百姿」フォトコンテスト入賞100作の巡回展始まる 第3回に630点余りの応募

投稿者: カテゴリー: 文化 オン 2022年4月14日

 西東京市のまちと暮らしの姿を記録する「西東京百姿」フォトコンテスト(主催・西東京市文化芸術振興会)の展示会が始まった。このプロジェクトは10年計画。今年の第3回は4月9日の授賞式のあと市内谷戸町の商業施設で始まり、6月まで市内4カ所で巡回展示される。(写真は、フレスポひばりが丘の写真展)

 

授賞式

授賞式であいさつする西東京市文化芸術振興会の西田克彦代表理事(フレスポひばりが丘)

 

 このコンテストは、西東京市の風景、建物、人物などすべてが対象。市内外の応募作品から毎回100点の入賞作品を選定。写真集も刊行し、10年間、計1000枚の写真によって、まちの「いま」を定着し、積み重ねていく試み。

 

西東京市長賞

西東京市長賞(櫻井夏樹さん)

西東京市議会議長賞

西東京市議会議長賞(ルイス・デーナさん)

 

 今回の市長賞は、西東京市いこいの森公園の広場にある昆虫のオブジェと、見つめる子どもの組み合わせ。授賞式で池澤隆史市長は「マスク姿の子どもが何を話しかけたのか。とても印象に残る写真です」と祝いの言葉を贈った。市議会議長賞は米国人のルイス・デーナさんの作品。羽を広げた鳥が空を舞う姿をとらえている。保谷七緒美議長は「西東京市には大きな木があり、その上をカラスが飛ぶ、白と黒が目立つ墨絵のような世界です」と惹かれた理由を述べた。

 このほか第一生命保険保谷営業オフィス、田島ルーフィング、ひばりが丘ファミリー歯科、武蔵境自動車学校、武蔵野徳洲会病院、メモリアルヨーコーの協賛6社もそれぞれ賞を授与。ほかに審査員特別賞とひばりタイムス賞も贈られた。

 

ひばりタイムス賞

ひばりタイムス賞(杉山智治さん)

 

 ひばりタイムス賞は、杉山智治さんが今年1月に撮った夜の街の雪景色。杉山さんは「普段はカチッとした写真を撮っていますが、このときは少しぼんやりとした、メルヘンのような写真になりました。とても寒い夜で、シャッターをなかなか押せなかったことを覚えています」と話していた。

 今回は昨年より125点多い計631点の作品が寄せられた。市内のほか、近隣の小平市、東久留米市、清瀬市や、新座市(埼玉県)からの応募もあった。同振興会でこの企画を担当しているフォトグラファー、濱口太さんは「毎年応募作品が増え、写真のレベルも上がりました。例年子どもや風景の写真が多いのですが、今年はお年寄りの写真が増えました」と今回の傾向を話した。

 巡回写真展はフレスポひばりが丘(4月9日~15日)のあと、ひばりが丘パルコ(4月28日~5月8日)、保谷こもれびホール(5月13日~29日)、田無・アスタ(6月13日~19日)の予定。

 

写真集

第3回の写真集

 

 写真集は頒布価格2500円。各会場のほか、田無駅券売機隣りの「まちテナ西東京」、リブロひばりが丘店(ひばりが丘パルコ4F)、保谷こもれびホール事務室でも入手出来る。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・【第3回西東京百姿写真展】開催!(西東京市文化芸術振興会

 

北嶋孝
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