西東京市議選

西東京市議選に40人立候補 新党派と新人目立ち、過去最多

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2022年12月18日

 西東京市の市議会議員選挙が12月18日に告示され、同日午後5時締め切りまでに40人が立候補を届け出た。西東京市議選の過去最多となった。このうち現職22人、元職1人に対し、新人が17人。新しい党派・政治団体所属が目立った。また芸人や歌手、プロレスラーなど出身も多彩となった。議員定数は28人。投票日は12月25日。(写真は、谷戸小学校前の横断幕)

 

 市選挙管理委員会によると、12月17日現在の選挙時登載者数は17万1900人。前回市議選の当日有権者16万5942人より約6000人多い。前回投票率は36.84%と過去最低、最下位当選は1337票だった。

 旧保谷市と田無市が合併して2001年に西東京市が誕生してから、今回は補欠選挙を除くと6回目の市議選。これまでの最多立候補は合併翌年2002年12月の市議選で、定数36人に対し39人だった。2014年12月の4回目から定数が28人になり、この時の立候補は36人だった。今回はいずれも上回って過去最多となった。

 党派別では、自民党が今期限りで引退する1人を除き、現職9人全員を公認、立候補した。公明党5人のうち、現職4人と新人1人。日本共産党は立候補した4人のうち2人が新人。立憲民主党は現職2人に新人2人の計4人が立って議席倍増を狙う。西東京・生活者ネットワークは現職2人がともに3期目をめざす。議席のない日本維新の会や国民民主党、参政党からも各1人が立候補。そのほか地域政党西東京から1人、政治家女子48党から3人が届け出た。

 昨年2月の市長選挙で、当選した池澤隆史市長を推したのは自民と公明。立候補した全員が当選しても14人にとどまり、議長を選出すれば13人となって過半数に届かない。新会派や無所属候補者の進出も織り込んで、選挙後に多数派形成の動きも予想される状況となった。

 無所属は現職3人、新人6人。現職の1人は前回、森輝雄氏が推薦、初当選した。今期限りで引退表明した森氏は、前回3730票を獲得してトップ。今回は現職1人のほか、新人2人を推薦している。昨年7月に都議選に出馬した浜中義豊氏(自民)は前回3282票を獲得して第2位だった。森氏、浜中氏の1位と2位を合わせると約7000票に上る。この票の行方も注目されている。

 性別で見ると、男性27人、女性13人となってほぼ2対1。自民は9人中1人、公明は5人中2人、共産は4人中3人、立憲は4人中1人、生活者ネットは2人とも女性だった。都議選に出馬した1人を除き、現職27人のうち女性は7人。ほぼ4人に1人の割合だった。女性の活躍度合いにも関心は高い。

 今期限りで引退を表明した議員は遠藤源太郎氏(自民)、小幡勝己氏(公明)、藤岡智明氏、保谷清子氏(ともに共産)、無所属の森輝雄氏の5人。遠藤氏は在職35年、藤岡氏は4期16年の議員生活となる。

 期日前投票所は市内3カ所に設けられる。
 田無庁舎2階会議室とエコプラザ西東京多目的スペースは12月19日(月)から24日(土)までの毎日。ひばりが丘図書館講座室は12月22日(木)から24日(土)までの3日間。午前8時30分から午後8時まで。
(北嶋孝)

立候補者一覧(市選挙管理委員会)(クリックで拡大)

 

【関連情報】
・西東京市議会議員選挙 立候補者一覧(西東京市Web
・西東京市議会議員選挙 投票日 12月25日(日曜日)午前7時から午後8時(西東京市Web

 

北嶋孝
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西東京市議選に40人立候補 新党派と新人目立ち、過去最多」への1件のフィードバック

  1. 1

    末尾に掲載した立候補者一覧を差し替えました。選管掲載のファイルに候補者の姓の読み間違いがあったためです。選管の差し替えに従いました。本人、関係者のみなさまにおわびします。(北嶋)

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