ひばりが丘公民館を分室へ　条例改正案を市教委が可決

投稿者: 北嶋孝カテゴリー: 市政・選挙オン 2015年11月5日

　西東京市の第5回臨時教育委員会が［2015年］11月4日（水）開かれ、市の公民館設置・管理条例で「分館」とされているひばりが丘公民館を、中央館（柳沢公民館）の「分室」に位置付ける条例改正案を全会一致で可決した。改正案は12月の市議会定例会に上程される予定。分室化に伴って、分館長を引き揚げることになる。

ひばりが丘公民館

　表向きの館名は変更しないが、条例（第2条）の分館一覧から「ひばりが丘公民館」が外され、新たに設けられた「分室」に追加される。

　分館長引き揚げは昨年度に続く再提案。昨年度は「分館長を置くことが出来る」との改正案が「他館へ影響が及ぶ」などの懸念を払拭できなかったことから、今回はひばりが丘公民館に限定した改正案にとどめた。分室になってもこれまで通り専門職員を置き、分館長の代わりに再雇用職員2人を配置する予定。

　ひばりが丘公民館は2011年11月の「公共施設の適正配置等に関する基本計画」で谷戸公民館との「近接」が指摘されて以来、たびたび「適正配置」の対象になった。昨年度は分館長引き揚げ案が今年1月の市教委で可決されながら、議会に上程されることなく「関係市民への周知を図り、理解を得る必要がある」などを理由に2月の臨時市教委で取り下げを決める異例の展開となった。このため今回は、ひばりが丘公民館臨時利用者懇談会を7月、8月、10月に計6回開くなど周知を図った。

　この日の市教委はこのほか、いじめ防止対策推進条例案を可決した。これも市議会に上程される予定。
（北嶋孝）

【関連情報】
・西東京市公民館設置及び管理等に関する条例（西東京市例規集）