諦めていた旅をサポート 介護旅行会社がスタート
車いす生活でも、諦めていた旅を一緒にかなえたい-。用意するのは高級車メルセデス・ベンツ、それに介護福祉士のスタッフが同行する。高齢者や家族のニーズを汲み取り、希望の旅を企画・提供する、介護に特化した旅行会社が年明けにスタートした。
サービスを始めたのは「介護トラベル」(丸直実社長)。昨年5月に会社を設立し、年内は準備に追われた。旅行業や一般常用旅客自動車運送業などの許認可を得て事業体制を整え、西武池袋線ひばりヶ丘駅前に事務所を構えた。
「介護施設で10年近く働きました。お世話した高齢の方々が『たまには温泉に行きたい』『自由に買い物したい』などとおっしゃる声をよく聞いていたので、だったらお手伝いできる会社を立ち上げようと思い切りました。後先を余り考えずに始めたんです(笑)」。こう話す社長の丸さんは介護福祉士でもあり、仲間のスタッフが協力を惜しまなかった。
まず用意したのは7人乗りの高級車メルセデス・ベンツ。旅の主役である本人と家族がゆったり座れて乗り心地がいいテーブル付き、7人乗りの車種を選んだ。旅には、運転手と介護福祉士が同行する。
実際に出かけるには、まず介護トラベル社に連絡。スタッフが自宅を訪問し、要望に添った企画プランと見積を提案する。日帰りの介護付きタクシー料金は初乗り(1時間)4900円。30分ごとに2270円が加算される。「国が定めた最低の料金」という。タクシー料金のほか、サポート料金(身体の状態やサポート内容にって異なる)
旅行のほか、家事代行や、コンサート、病院、墓参などの送り迎えなど介護保険対象外のケアサービスも提供する。丸さんは「思い出に残る旅を提供したい。夢を諦めず、まず相談してください。一緒に考えましょう」と話している。
(北嶋孝)
【関連情報】
介護トラベル株式会社(HP)発足時の西東京市から豊島区東池袋1丁目に移転。
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