この連載を始めたのは、2016年9月1日号。なんと足掛け8年も、書かせて頂いたことになる。この連載を終わるに辺り、自分の軌跡を整理してみたくなった。
「おさがりーの夏祭り」という聞き慣れないタイトルの催しが開かれました。西東京市南町5丁目の多世代交流・地域の居場所「どんぐり」で活動している人たちのイベントと聞き、そこのオーナー・管理人の富沢このみさんに見聞記をお願いしました。元気な赤ちゃんと親たちが織り成す、楽しい時間の始まりです!(編集部)
買い物に出かけることは「楽しみ」
「高齢者にとって買い物が不自由だ」と言った場合、重い物を運ぶのが大変、あるいは、家から小売店に出かけるのが大変というように考える。その解決策として、ネットで購入・宅配するとか、あるいは、巡回小売店や買い物代行サービスの導入などを考えることが多い。
1.知らない間に巻き込まれる戦争
ウクライナの情報に触れ、「戦争」が遠い昔の事ではなく、いつ自分の身に起こることかもしれないと感じ、鳥肌が立つ思いだ。
子どもの頃、母親に「どうして戦争に反対しなかったの?」と素直に聞いたことがある。戦後生まれの自分にとって、学校のホームルームなどで意見を述べることは特別なことではなく、戦争が嫌なことなら、何故反対しなかったのか不思議だったのだ。
前回は、入院・手術にあたっては、たとえ現在元気でいても、いつ何かあるか分からないため、結局「身元保証人」が求められる、いざという時のために、正式に任意後見人を決めないまでも、自分の意志を明らかにするために「エンディングノート」を作っておくと良い、などを知った。今回は、不安なく自分らしい人生を全うするには、ヨロヨロ・ドタリ期から死をまでにどんな準備が必要かを考えてみよう。 >> 続きを読む
郷土の歴史や文化を、遊びながら身に着けてほしい-。大人たちの思いを込めた「西東京市カルタ」が出来てから1年半。新型コロナウイルスの感染が収まってきた10月半ば、市内の碧山小学校で「カルタ遊び」の学校出前講座が始まった。子どもたちの喜びとともに、伝わった思い、現場で知る意外なずれも…。この日を待ちわびていた製作委員会代表、富沢このみさんの報告です。(編集部)(写真は、体育館でカルタ取り)
高齢化社会を考える仕事を24年前にしたことがある。そのころには、「PPK(ピン・ピン・コロリ)」、死ぬまでピンピン暮らしていてコロリと死にたい、誰かの世話にならずに死ぬことが理想、と考えられており、自分もそうありたいと願っていた。ところが、春日キスヨ『百まで生きる覚悟―超長寿時代の「身じまい」の作法』(光文社新書)によれば、PPKは、実際には無理で、多くの人は、「ピンピン」の後、「ヨタヨタ」し、「ドタリ」と倒れ、そしてしばらくしてからようやく死「コロリ」が訪れるのだという。… >> 続きを読む
「会社人間である多くの人は、退職あるいは介護から開放された時、私が経験したように、果たしてどのような暮らしをしたらよいか当惑するのではないだろうか」。母の介護で郷里に戻った筆者の戸惑いと挑戦のリアルな地域デビュー体験記です。>> 本文を読む
西東京市のごみはリサイクルされきちんと処理されている。しかしごみの処分には膨大な予算、人手、エネルギーが使われている。そんな時、欧州では、循環型経済(サーキュラーエコノミー)に向かっているという話を聞き、目から鱗が落ちるというか、妙に納得した…。富沢さんは今回、「循環型経済」を取り上げました。(写真は資材を一切加工せず、紐で括って建築したオランダのPeople’s Pavilion) >>第37回「循環型経済に向かって」
いざというとき、自宅の食器棚、ガラス戸、ブレーカーは大丈夫か。水・食料、トイレなどの備えは十分か。課題を解決する身近な方法は…。防災を考えるとき、見逃しがちな視点と具体的な対策が満載です。(編集部)>> 続きを読む
親を看取って一段落したと思ったら、いよいよ自分の看取りを考える時期になってしまった。人生100年時代と言われるが、「平均寿命」は延びても、健康で自立して生活できる「健康寿命」は、平均寿命より短い。厚生労働省の資料では、平均寿命と健康寿命の間には、男性で約9年、女性で約13年差があるとのこと(図1)。つまり、この間は、自立しては暮らせず、誰かしらの助けを必要とするということを意味している。 >> 続きを読む
西東京市の人口は約20万人、うち小学生は9000人強。ここに駄菓子屋が10軒以上あると聞いたら、どう思われるだろうか。私は、駄菓子屋は昔懐かしい商売で、まさか西東京に現在も10軒以上あるなんて思っていなかった。>>続きを読む
前回の「緑の喪失に歯止めはかけられるか」では、後半に都市農業について総論的なことを取り上げた。今回は、実際に西東京市で農家の方々がどんな思いで営農されているのかを伺ってみた。>> 続きを読む