連載 富沢このみの「まちおもい帖」 第19回 住み慣れたまちで安心して老いていけるか

投稿者: カテゴリー: 連載・特集・企画 オン 2018年3月1日

「にしのわ」センター長の高岡里佳さん(左)と看護師の古澤香織さん

 親を看取って一段落したと思ったら、いよいよ自分の看取りを考える時期になってしまった。人生100年時代と言われるが、「平均寿命」は延びても、健康で自立して生活できる「健康寿命」は、平均寿命より短い。厚生労働省の資料では、平均寿命と健康寿命の間には、男性で約9年、女性で約13年差があるとのこと(図1)。つまり、この間は、自立しては暮らせず、誰かしらの助けを必要とするということを意味している。
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