はなバス料金、ICカードで過払い 最高額は4740円 西東京市コミュニティーバス運賃
西東京市のコミュニティーバス「はなバス」の乗客が1月末から2月はじめにICカードで運賃を支払った際、最高4740円と運賃の約31倍の金額を引き出されたケースのあることが分かった。西東京市と運行管理している西武バスはそれぞれWebサイトに「お詫びとお知らせ」を掲載。心当たりのある乗客は連絡して欲しいと呼び掛けている。
過払いが起きたのは今年[2015年]1月28日(水)から2月3日(火)の間。第1ルート(保谷駅北口の北町循環)、第2ルート(保谷庁舎~東伏見駅)、第3ルート向台循環。過収受は第1ルート8件、第2ルート1件、第3ルート向台循環1件の計10件。
西武バスによると、支払いの最高額は第1ルートの4740円、最少は270円だった。はなバスの運賃は昨年8月1日に値上げして150円。最高額は運賃の31.6倍になる。
原因は、1月27日に運賃設定システムのプログラムを更新した際の設定ミス。「回送」表示中に料金箱にICカードをタッチすると、ランダムな金額を収受する設定になったという。
過払いの日時、ルート、乗車停留所など詳細は、西東京市Webの「はなバス運賃過収受に関するお詫びとお知らせ」(「広報西東京 No.353」平成27年3月1日号第3面)に掲載されている。
西武バスと西東京市は、心当たりのある乗客に、手元にICカード(パスモ、スイカ)を用意して、西武バス運賃返金センターに連絡するよう呼び掛けている。西武バスによると、16日夕から20日まで同社職員が保谷駅北口の停留所で乗客らに直接説明するという。
(北嶋孝)
*西武バス運賃返金センター
電話:04-2926-3508(平日午前10時~午後5時。土曜・休日を除く)
【関連情報】
・滝山営業所管内(西東京市コミュニティバス 「はなバス」)における運賃過収受に関するお詫びとお知らせ(西武バス)リンク切れ
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