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介護予防で健康まちづくり 西東京市「介護の日」イベント

「シナプソロジー体験」で認知症予防

 団塊の世代が75歳以上になる2025年に向け、わたしたちができることは何か-西東京市は11月9日、高齢者らの介護への理解と認識を深めるための啓発行事「『介護の日』イベント」を田無駅北口アスタ2階センターコートで開いた。今回で9回目。同市社会福祉協議会など福祉関係機関7団体が参加して介護予防の体験なども実施。行政だけでなく市民の健康意識向上と助け合いの力で町を支えようと訴えた。

 午前11時から午後5時まで開かれたイベントには、高齢者や通りがかりの買い物客、地元保育園の園児らも訪れた。

 オープニング冒頭、同市高齢者支援課の河野源・介護保険担当課長は、「今回のテーマは超高齢社会へ向け、何ができるか、すべきか、です。高齢者やこれから高齢になる世代へエールを送ると共に、市と関係機関と、市民のみなさんと一緒に介護のことを考えようと開催しました」と挨拶した。

 

挨拶する池田正幸事務局長の隣りに、西東京市の「いこいーな」と同市社協の「福しんごうくん」

 

 同市社会福祉協議会常務理事の池田正幸事務局長は、「昨年12月、市内に20団体以上ある社会福祉法人が連携して連絡会を設立しました。子育て世代、障害者、生活困窮者を含めた地域で作る仕組み作りが大切です。このイベントが考えるきっかけになれば」と話した。

 続いて、市の歌「大好きです、西東京」に合わせて、筋力や柔軟性などを向上させる市のオリジナル体操「西東京しゃきしゃき体操」を同推進リーダーが、来場者に見本をみせながら実技指導した。

 

一緒に「しゃきしゃき体操」

 

 次に地域包括支援センター職員が、認知症予防が期待される「シナプソロジー体験」を紹介した。例えば左右の指を違う動きをして、脳に適度な刺激を与えるプログラムで、参加した人たちは「意外と難しいわ」と笑いながらトライしていた。

 社会福祉協議会は、地域の見守り活動などする、同市地域サポート「りんく」と高齢者の社会参加、生きがい、健康づくりの場である「サロン」の紹介をした。

 午後は、心身の活力が落ちた「フレイル」状態を測定。質問票でチェックする体験型のフレイルチェック。噛む力、飲み込む力を低下させないための「お口の健康講座」。福祉用具体験・リハビリ相談などがあった。

 

お薬相談コーナー

福祉用具なども展示

 

 会場には、市内の医師や看護師、薬剤師、リハビリ師、ケアマネージャーなど200人以上が、「2025年までにわたしたちができること、すべきこと」を書いた大きな模造紙を展示。同市薬剤師会によるお薬相談コーナーなども設置されていた。

 シナプソロジー体験をしたという市民は、「最近物忘れするようになったので、元気なうちに予防しないと。自分一人じゃできないけど、こういうイベントに参加すると楽しくできるのでよかった」と笑顔を見せた。

 河野課長は「来場者のみなさんに身近な場所で介護予防チェック・体操など体験してもらい、ご自身の体力の低下に気付いていただいたり、サロンの活動なども紹介したりできました。今回のテーマに少しでも近づけたのではないかと思います。今後は関係機関や市民のみなさんとのマッチングにも繋げていきたい」と話していた。
(柿本珠枝)

 

【関連リンク】
・第9回西東京市「介護の日」イベント開催!(西東京市Web

 

【筆者略歴】
柿本珠枝(かきもと・たまえ)
 旧保谷市で育ち、現在西東京市田無町在住。1998年(株)エフエム西東京開局から携わり、行政や医療番組、防災、選挙特番など担当。地域に根差した記者としても活動している。

 

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