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西東京市を日本と世界のモデルに 東大高齢社研と西東京市が「フレイル予防」で協力協定

By in 市政・議会, 健康・医療 on 2016年12月22日

握手する丸山浩一市長(右)と飯島勝矢教授(左)(田無庁舎)

 西東京市と東京大学高齢社会研究機構が12月20日、「フレイル(高齢者の虚弱)予防の学術研究と地域社会の発展に寄与」する連携協力協定を締結した。締結式で東大の飯島勝矢教授は「東京都内で協定を結ぶのは西東京市が初めて。フレイル予防や健康づくりで日本と世界のモデルになってほしい」と語った。

 東大高齢社研はこの数年、千葉県柏市と協力して高齢者の健康づくりの調査研究を続け、高齢者の心身機能のプロセスを明らかにするフレイルチェック(簡易評価)方式を開発した。「フレイル」は、健康から要介護までの時期を指す言葉。東洋医学の「未病」とも重なる状態で、身体だけでなく、精神的、社会的な関係から寝たきりなどの要介護の徴候に自ら気付き、予防するプログラムの基となる。

協定書を掲げる飯島教授(左)と丸山市長

まちぐるみで取り組む「フレイル予防」を説明する飯島教授

 

 飯島教授は用意したスライドを見せながら、フレイルチェックによってまず自分の状態に気付くことが大事と強調。元気高齢者がフレイル予防の担い手になり、行政や医療などとネットワークを作って、住民主体で地域づくりを進める構想を説明した。

 東大高齢社研は柏市を始め茅ヶ崎市など5自治体と協定を結んでフレイル予防事業に取り組んできた。飯島教授は「海外から視察に訪れる人も多く、都内にも本気になって健康づくりに取り組む自治体、紹介できるモデルがあればと思っていた。西東京市にはぜひ、周辺自治体からも視察に訪れるようなモデル、日本だけでなく世界のモデルにもなってほしい」と語った。

 丸山浩一市長も「西東京市は『健康応援都市』を掲げ、まちづくりは地域づくり、健康づくりだと考えてこれまで、健康チャレンジ事業や健康応援団、地域コミュニティーづくりに力を注ぎ、医師会などの協力も得て、地域包括ケアを先進的に進めてきた。東京大学や市民のみなさんと一緒になって健康都市をつくっていきたい」と述べた。

 西東京市は東大生態調和農学機構(市内市緑町一丁目)と協力協定を結んでおり、高齢社研が東大の2例目となる。協定は2019年3月まで。特に申し出がなければ以後毎年自動継続する。
(北嶋孝)

 

【関連リンク】
・東京都内初! フレイルチェック事業 東京大学と連携協定を締結します(西東京市Web
・東京大学高齢社会研究機構 >>

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One thought on “西東京市を日本と世界のモデルに 東大高齢社研と西東京市が「フレイル予防」で協力協定

  1. 1

    フレイルに興味があります。
    アンケートでおおよそフレイル度が見えると思われますが市かホームページで何か計測器みたいなもの使っているようすがありました。客観的な数値が参加者に負担を掛けず面白いと思いました。

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