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地域で「つながる」「一歩踏み出す」 シンポジウム「ふれまちは子育てを応援します!」

By in 福祉・保健, 子育て・教育 on 2019年3月6日

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 西東京市社会福祉協議会が主催するシンポジウム「ふれまちは子育てを応援します!」が2月24日、障害者総合支援センターフレンドリー(田無町4丁目)で開かれました。子育て中のお父さん、お母さんのほか、障がい児の保護者、まちづくりを進めている地域住民らが集まったシンポジウムの模様を、社会福祉協議会の永井美帆さんが報告します。(編集部)

 

 

 西東京市社会福祉協議会は2月24日(日)午後、障害者総合支援センターフレンドリー3階多目的室で「思いやりをつなぐふれまちシンポジウム『ふれまちは子育てを応援します!』」を開催しました。

 今回のシンポジウムでは、来場者の子どもの保育もできるよう準備し、2階の部屋には保育士とおもちゃ、絵本がスタンバイ。5人のお子さんを預かり、お母さんやお父さんは「ばいば~い」と手を振り言葉をかけて3階の会場へ向かいました。

 日頃から、ふれあいのまちづくり住民懇談会などの地域活動をしている方、学校の育成会や避難所運営協議会などの活動をしている方、親の介護をしている方など、子育て支援に関心のある方が約45人参加しました。

 

壇上で実践報告が始まりました

 

 西東京市社会福祉協議会事務局長、ふれあいのまちづくり推進委員会委員長の挨拶の後、武蔵野大学人間科学部の渡辺裕一教授の基調講演が始まりました。

 「つながるともっといい」をテーマに、「ふれあいのまちづくり(ふれまち)とは?」「ふれまちは本当に誰でも参加できるようになっているか?」「ふれまちとつながるとどうなるか?」などを話しました。

 「ふれあいのまちづくり」は、地域住民が主役となって繰り広げる「住民参加型」のまちづくり活動です。略して「ふれまち」とも呼ばれています。地域課題の話し合いの場「住民懇談会」、住民同士の助け合い「ふれまち助け合い活動」、誰もが集える地域交流の場「地域活動拠点」の3つの事業を展開し、社会福祉協議会活動の柱の一つです。

 渡辺先生は、「『ふれまち』がすべての人に開かれているか?」と問いかけ、関係・情報・動機・機会・アクセスをキーワードに一つひとつ確認していきました。そういう状況をもとに、「ふれまち」がすべての人に開かれると、「地域住民同士のつながりが増え、一緒に『子ども』『子育て』によい地域をつくることができる」と述べ、「子育ては大変だからこそ『つながり』が大事だ」と話しました。

 その後は、実践報告に入りました。渡辺先生との対話も交えながら、「こそだてフェスタ@西東京」実行委員会の髙木恵子さんが、このフェスタが始まった経緯、その後の広がりなどを話しました。

 障がい児の自立を考える親の会「ぶ~け」代表の久松順子さんは、障がいのある子を育てながら感じてきたことや、団体設立の経緯、同じ悩みを持った人とつながるヒントを話しました。特に、子育てや制度に関する情報が入ってこなったり、「この子はこの先どうなるのか」など、漠然とした不安に襲われたりするときがあったそうです。しかし「勇気をもって一歩踏み出してみると、意外にみな親切に助けてくれる」と話していました。

 ふれあいのまちづくり住民懇談会の住吉小通学区域「ほっと住吉」代表の宗靖子さんは、子ども、子育てに関する活動の紹介、現在の会運営の課題に触れました。ピザ作りや寄せ植え会など、地域の子どもや大人にとても好評なイベントを毎年開催しているけれど、担い手がなかなか集まらない、高齢化していくなどの悩みを話しました。

 

もっと聞きたい・つながりタイムで話し合う

 

 休憩をはさんで「もっと聞きたい・つながりタイム」が始まりました。実践報告の登壇者と来場者を10人程度の3グループに分け、いすを並べ替えて自己紹介からスタートしたのです。さまざまな年齢、性別、バックグラウンドを持った人たちが1カ所に集まり、登壇者に質問したり来場者同士の共通点やつながりを見つけたりして、基調講演・実践報告を深める時間となりました。

 参加者からは「普段は高齢者に関わり、認知症のことを勉強する機会はあったが、自分の住んでいる地域の障がいのある子どものことはあまり気にしていなかった。そういう視点で地域活動していくことの大切さを学んだ」との声もありました。

 来場者同士で「自分はこういう活動をしているから、よければ一緒にやってみない?」と誘い合う様子も見られました。1時間ほどの「もっと聞きたい・つながりタイム」はあっという間に終了しました。

 最後に渡辺先生からまとめのお話があり、西東京市社会福祉協議会福祉活動推進課長の挨拶で閉会となりました。

 保育室で預っていた子どもたちのもとへ戻ってきた、お母さん、お父さんたち。部屋を出て行った時よりも、すがすがしい顔で、子どもたちに「ただいま~」。今日のつながりが、明日にもつながっていくことを願っています。
(永井美帆)

 

【関連リンク】
・ふれあいのまちづくり(西東京市社会福祉協議会

 

【筆者略歴】
 永井美帆(ながい・みほ)
 西東京市社会福祉協議会福祉活動推進課地域福祉推進係。ふれあいのまちづくり担当。北東部(西武池袋線の北側と東伏見通りの東側)を担当地区とし、日々ママチャリで疾走。2歳の娘の「イヤイヤ期」で叫びだしそうな日々を、地域の人が見守ってくれている。

 

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