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「日本と日本人の名誉回復を」 西東京市議会が「慰安婦問題」で意見書

By in 市政・議会 on 2015年3月31日

 西東京市議会は3月30日(月)の本会議で、「いわゆる『慰安婦』問題に関する適切な対応を求める意見書」を賛成多数で可決した。「日本国及び日本人の名誉を早急に回復する」よう国会と政府に求めている。

 意見書は、「朝日新聞は、旧日本軍が『慰安婦を強制連行した』とする吉田清治(故人)の証言に基づく16本の記事を虚偽として取り消した。(中略)『吉田証言』を発端として、中学校教科書にまで、慰安婦問題が掲載されたり、『性奴隷』などの表現で、日本の間違ったイメージを国際社会へ拡散し、日本人の尊厳が傷つけられ、また先人の名誉を著しくおとしめ、日韓関係への悪影響を及ぼし続けたことは許しがたい」などとして、次の2項目の実現を要望している。

 (1)「河野談話作成過程等に関する検討チーム」が取りまとめた「慰安婦問題を巡る日韓間のやりとりの経緯」(平成26年6月20日)で確認された事実につき、日本国及び日本人の名誉を早急に回復するべく、国際社会に向けて多言語で積極的な発信を行う(2)「慰安婦問題」をはじめとする、正しい歴史認職を周知するとともに、次世代に事実を正確に伝えるよう努める。

 同市議会は2010年6月の議会で、「河野談話に矛盾しないよう、『慰安婦』問題の真相究明を行い、被害者の尊厳回復に努め、誠実な対応を図る」「『慰安婦』問題の歴史を踏まえ、次の世代に事実を伝えるよう努める」との意見書を可決していた。今回の意見書は、前回と形式は似ているが、逆方向の姿勢になる。

 たきしま喜重議員(統一会派みらい)が賛成意見を述べたあと、反対する共産党、生活者ネットワーク、無所属などの議員が次々に反対意見を表明した。統一会派みらい(4人)は賛否が割れ、民主党系の民主改革フォーラム(3人)は1人が賛成、2人は退席して採決に加わらなかった。

 今回の意見書は小林たつや議員(自民)が提出者となり、賛成者に佐藤公男(公明)、たきしま喜重(統一会派みらい)、酒井ごう一郎(自民)、浜中のりたか(自民)の4議員が名を連ねた。

▽意見書の採決結果(敬称略)
【賛成】15人
田中のりあき、保谷なおみ、浜中のりかた、浅野高司、遠藤源太郎、小林たつや、酒井ごう一郎(以上、自民党)
小幡勝己、佐藤公男、藤田美智子、大林光昭、田代伸之(以上、公明党)
坂井かずひこ(民主改革フォーラム)
山崎英昭(統一会派みらい)、たきしま喜重(統一会派みらい)
【反対】10人
藤岡智明、保谷清子、大竹あつ子、森住孝明(以上、共産党)
小峰和美、桐山ひとみ(以上、統一会派みらい)
後藤ゆう子、かとう涼子(以上、生活者ネットワーク)
森てるお(無所属)、納田さおり(無所属)
【退席】2人
森信一、二木孝之(以上、民主改革フォーラム)

【関連資料】
・「いわゆる『慰安婦』問題に関する適切な対応を求める意見書」(2015年3月20日)(PDF, 67KB)
・「『慰安婦』問題について、国が誠実な対応をすることを求める意見書」(2010年6月21日)(PDF,61KB)

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One thought on “「日本と日本人の名誉回復を」 西東京市議会が「慰安婦問題」で意見書

  1. 1

    うわー、こんなことやってたんだ知らなかった、本当にやめてほしい。
    私は仮に右派の意見が全面的に正しかったとしても、もう慰安婦問題は触れるべきではない、日本の名誉のために、という立場です。
    強制労働でなかったとします。
    それでもなお、「貧しい女性を従軍売春婦にする」ってのは倫理的にアウトだし、これ肯定しちゃいけませんよ。
    「なぜ多くの国で売春は違法なのか?」と言う、女性の人権の根本に関わる問題でもあります。

    現在の価値観で非倫理的なことは、反省しなければいけないし、日本人が「慰安婦問題」を「問題なかった」と声高に言えば言うほど、韓国以外の国々は日本に悪い印象を持ちます。
    どうか右派の人たちはそのことに早く気づいてください。
    あなたたちの行動は、何一つ、日本の名誉を回復なんてしません。
    「あいつらは売春婦だからOKなんだ」
    この言論がどれだけ、醜い印象を与えるか早く気づいてください。

    右派の人たちが日本の名誉を回復するためにするべきことは、

    「日本は戦時の性暴力についてこのように反省している。次は世界が反省する番だ」

    と、外国の戦時性暴力の歴史を追求していくことだと思います。ライダイハン批判でもいいですよ。
    世界のおぞましい戦時レイプなどを糾弾する立場になることで、日本の面子を守りつつ、女性の人権を守る立場を表明していく。

    そう言う保守なら私は応援できます。

    もうすぐ市議会議員選挙なので、この意見書に賛成を投じた議員、反対を投じた議員、を選挙の参考にさせていただきます。

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