「ゆるさ」で集める若者の関心 西東京カメラ部が話す活動への思い
西東京カメラ部は、インスタグラムを中心に西東京市内で撮影した写真を公開している若者のグループだ。生田哲也代表(27)は、20代でFM西東京のウィークエンドボイス編集長を務める。生田さんに活動のきっかけと大切にしている思いについて話を聞いた。活動の根底には、若者を強く意識した「ゆるさ」へのこだわりがあった。
2018年9月から活動を開始した西東京カメラ部は、まもなく2周年を迎える。初期は、生田さんと友人の2人で始めた。現在は、カメラマン、モデル、動画編集スタッフ、音楽担当など8名が所属する。生田さんは、西東京市在住。「自分が住む街、自分の好きな人達が住む街が楽しくなれば」という思いで、地元を活動の拠点としている。
生田さんは、別の仕事をする傍ら、フリーランスでカメラマンをしている。カメラは独学で身に付けた。「祖父を亡くし残された写真をみたとき、記録として残る写真の魅力を感じ、カメラに興味を持った」と語る生田さん。写真の価値を伝えることが活動の動機の一つとなっている。
おもな活動の場としているインスタグラムでは、メンバーのモデルを被写体に市内の魅力的な写真を公開している。田無駅北口のペデストリアンデッキで撮影した写真には、「いいね!」が300を超えるなど、西東京市内を扱う写真としては反響が大きい。生田さんは「閲覧者の年代をみると、20代~30代前半が中心。ターゲットとしている若者に届いている」と話す。
「最近は、YouTubeにも力をいれている。とにかく、若者に届けたいので媒体選びにも注意している。西東京市内を扱うメディアはこれまでもあったが、形式が堅く、とっつきにくい印象があった。若者に好まれるゆるさを大切にし、くどくならないように工夫している」と話す。受け手を意識し、説明的になりすぎないなど試行錯誤を続ける。
西東京カメラ部のYouTubeチャンネルの登録者、SNSのフォロワーからのコメントも多い。「西東京市に対して愛のあるコメントが増えてきたのが一番の喜びと驚きです。自分たち以外にも同じ考えの人達がいるんだと安心しました」と話す。
今後の展望について聞くと、「若者に西東京市の良さを伝えていきたい。市内在住のカメラ好きの人を集めた撮影会なども企画したい」と話す。「ただし、コロナの状況を踏まえ適切に行動したい」と周囲への配慮を示す。「西東京市は、上の世代と下の世代がうまく交流していないように感じる。西東京カメラ部の活動を通し、架け橋になれれば理想だ」と話していた。
(道下良司)
【関連情報】
・西東京カメラ部 (Youtube) (Instagram)(Twitter)
【筆者略歴】
道下良司(みちした・りょうじ )
1983年生まれ。西東京市在住。
私も、かつて、西東京市を好きになってもらおうと、FBを活用して、皆さんに写真投稿していただいたりしましたが、若い世代が新しい方法で取り組まれるのは、とっても嬉しいです。ゆるく、続けて下さいね。(ご参考までにURLを貼り付けようとおもいましたが、ダメでした、HPは、「smile-nishitokyo」JIMDO で検索すると見れると思います)。