2億9281万円を追加した一般会計補正予算案(第6号)可決 第3回西東京市議会臨時会
西東京市議会(田中慶明議長)第3回臨時会が7月31日に開かれた。2億9280万円を追加し、総額978億8020万円とする一般会計補正予算案(第6号)が提案され、予算特別委員会の審議を経て、本会議で賛成多数で可決された。
国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金2億6730万円が歳入の大半を占める。主な事業は、西東京市医師会が運営する発熱外来を今年7月から来年3月まで延長するための運営費補助(1875万円)、災害時要援護者・避難行動要支援者らに、防災無線が聞けるようにする戸別受信機の無償貸与1万台(1億3149万円)など。
コロナ禍の直撃を受けた市内事業者の「新たなビジネスモデル・経営革新チャレンジ支援補助金」は、感染防止対策や販路拡大などをグループで取り組む事業者に100万円を上限に対象経費の10分の9以内を補助する。飲食店がテイクアウトなどの業態転換を図る商品開発や販路拡大、タクシー事業者と連携した宅配サービス、学習塾やヨガなどの教室事業のオンライン展開などを対象事例としてあげている。
遅れが目立つ粗大ごみ処理の混雑緩和を図るため、ごみ収集運搬の臨時契約を結ぶなど636万円を計上。東京都貸与のタブレット端末400台を中学校で活用する事業(2131万円)も盛り込まれている。
コロナ禍対策を中心に、今年度の一般会計補正予算はすでに6号となり、規模も978億8000万円を超えた。昨年度の最後の補正予算(第6号)は今年の3月議会に提出され、739億円だった。今年度は補正回数も総額も異例の展開となっている。
(北嶋孝)
【関連情報】
・令和2年第3回臨時会開催のお知らせ(西東京市Web)
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