西武鉄道、来春のダイヤ改正で終電を20~30分繰り上げ

投稿者: カテゴリー: 暮らし オン 2020年11月10日

来春から終電が繰り上がる(池袋線ひばりヶ丘駅付近)

 西武鉄道は11月9日、来春のダイヤ改正で、西武池袋線や新宿線などで終電を20~30分繰り上げると発表した。詳細は来年1月に明らかにするという。新型コロナウイルス感染の拡大で深夜の乗降客が減っている状況を踏まえ、夜間作業の時間を確保して線路などの保守作業を安全で効率的に実施する、としている。

 

 発表によると、ダイヤ改正の対象となるのは山口線・多摩川線を除く西武線全線。主要路線の終電車は上り下りともおおむね20分~30分繰り上げる。混雑を避けるため、終電前に臨時電車の設定を検討しているという。

 

池袋駅と高田馬場駅の終電発車時刻(西武鉄道のリリースから)(クリックで拡大)

 

 西東京市内を通るのは西武池袋線と新宿線の2本。池袋線の池袋駅発の終電は、保谷駅行きが平日は現在午前0時45分が0時18分へ27分ほど繰り上がる。新宿線の高田馬場駅からの終電は、新所沢駅行きの平日が現在の午前0時47分から0時18分となり29分程度早くなる。

 

 ダイヤ改正の背景として発表は、線路の保守工事やホームドアの設置など夜間の安全・安心サービスの作業量・工事量の増加を挙げ、労働力の確保も喫緊の課題としている。そのうえで、午後11時以降の深夜時間帯の電車利用客がコロナ前の水準の50~60%に落ち込んでいると指摘している。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・2021年春 ダイヤ改正を実施します。(西武鉄道

 

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