田無病院などで新たなコロナ感染14人 併設の介護医療院に広がり計26人に

投稿者: カテゴリー: 新型コロナウイルス オン 2020年12月10日

田無病院(緑町3丁目)

 医療法人財団緑秀会「田無病院」(丸山道生院長)は12月9日、新型コロナウイルスの集団感染が発生した件で、新たに患者4人、併設の田無病院介護医療院の入所者4人、職員6人の計14人がPCR検査で陽性と判明したと発表した。同病院と関連施設でこれまでに感染が確認されたのは計26人となった。

 

 発表によると、12月1日に病棟看護師4人の感染が分かった後、入院患者1人、職員7人がPCR検査で陽性と判明し、4日までに12人の感染者が出ていた。その後、病棟の入院患者や併設する介護医療院の入所者、病棟や施設の職員ら88人に再検査を含むPCR検査を実施した。その結果、新たに14人の陽性が判明した。このうちの患者4人は1回目の検査で陰性だったが、発熱症状があり、再検査で陽性となった。

 

 9日までに介護医療院入所者らを含め、延べ147人にPCR検査を実施。患者5人、入所者4人、職員17人の陽性が確認された。患者4人は感染症指定病院に転院。残る患者1人と入所者4人は転院調整中。職員17人は全員療養中という。

 

 同病院によると、田無病院介護医療院は今年4月、介護療養型病棟から転換する形でスタートした。定員は50床。国の制度改正によると、介護医療院は介護療養型医療施設の廃止方針に伴って、医療ケアや介護の必要な人の長期療養・生活施設として位置付けられている。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・新型コロナウイルス感染症の発生のご報告(第3報)(田無病院
・田無病院介護医療院(田無病院

 

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