保谷厚生病院の入院患者1人PCR検査で陽性 同室患者、スタッフらは陰性

投稿者: カテゴリー: 新型コロナウイルス オン 2020年12月14日

 西東京市栄町1丁目の医療法人社団花みずき会「保谷厚生病院」(高原明院長)は12月14日、入院患者1人が5日にPCR検査で新型コロナウイルス感染症の陽性と判明したが、同室の入院患者と濃厚接触の可能性のあるスタッフのPCR検査を実施して全員の陰性を確認し、その後も新たな陽性は確認されていないと発表した。

 

 同病院によると、その患者はすでに8日、隔離病床のある都内の病院に転院。同室の患者5人、濃厚接触の可能性のあるスタッフ6人のPCR検査を実施したところ、全員が陰性だった。万全を期して他病棟のすべてのスタッフのPCR検査を実施中という。

 

 当該病棟の新規患者の受け入れ、転入、転出は一時中止しているが、一般外来や救急外来の診療は再開した。

 

 病院の8日付けの「報告」は、「当院は新型コロナ感染症や疑いの(ある)患者さんを受け入れることが出来ない病院であるため、今後は最低限、入院される患者さんへの抗原検査を徹底させて頂くことに致しました」としたうえで、「抗原検査の結果次第では入院をお断りせざるを得ない場合もあります」と述べている。

 

 保谷厚生病院は1990年8月に開院。昨年5月から医療法人社団花みずき会を開設し、医療法人社団になった。病床数は178床。職員は約245人。

 

 主要診療科目は消化器疾患、脳疾患、心疾患のほか、循環器系、糖尿病関連疾患や内科、外科、整形外科など。成人病と糖尿病関連疾患への取り組みを進め、在宅診療にも力を入れる地域医療病院として知られている。東京都指定二次救急医療機関、東京都脳卒中急性期医療機関、東京都災害拠点連携病院などになっている。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・新型コロナウィルス感染症患者さん発生のご報告(第1報、12月8日)(保谷厚生病院
・新型コロナウィルス感染症患者さん発生のご報告(第2報、12月14日)(保谷厚生病院

 

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