西東京市の元旦人口20万5,805人 昨年より242人減 外国人住民の減少が影響
西東京市は1月12日、今年の1月1日付けの人口が20万5,805人になったと発表した。昨年同期より242人少ない。外国人住民の減少が影響した。(写真は、西東京市役所の田無庁舎)
発表によると、西東京市の住民基本台帳に登録されたのは1月1日付けで10万0,394世帯、人口は20万5,805人。このうち日本人は20万1,162人、外国人住民は4,643人だった。昨年の元旦と比べて、日本人は165人増え、外国人住民が407人減少した。このため市人口が差し引き減少となった。
外国人の国籍別の内訳は、中国が1,999人となり、昨年の2243人から244人減少した。ベトナムが260人で90人減、台湾が159人で53人減、韓国が876人となって19人減だった。一方ネパールが125人となって昨年比34人増、ミャンマーも64人で同18人増など逆に増えた国があっても、中国や韓国などの大幅減少を補いきれなかった。
西東京市の人口は、2001年の合併、誕生時が17万9,699人だった。以後人口は多少の落ち込みを織り込みながら2018年は20万1,058人となって初めて20万人台を記録。右肩上がりに増えてきた。
そのうちの外国住民は10年前の2013年が3,021人。その後増え続けて2020年は5,384人となった。しかしコロナ感染が広まった2021年は5,050人、今年は4,643人と、2年連続で落ち込んだ。
市民課の田中彰課長は「確かに外国人が減少しました。コロナ禍が影響したのではないかと推測できますが、なかでも中国、韓国などが減り、東南アジアで増えた国々がみられます。いずれにしろ、コロナ感染が終わったらまた外国人住民の方々が増えるかどうか、見守りたいと思います」と話している。
(北嶋孝)
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西東京市の最近10年の人口と外国人住民の推移を追加しました。(北嶋)