「やむを得ない事情」の子を学校で受け入れ 西東京市の一斉「臨時休校」で

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙子育て・教育 オン 2020年3月3日

 西東京市の新型コロナウイルス感染症危機管理対策本部(本部長・丸山浩一市長)は3月2日、国の要請による市立小中学校の臨時休校で、「保護者にやむを得ない事情」がある小学1~4年生らは学校で受け入れる、と発表した。卒業式は 中学校が3 月19日、小学校が3月25日を予定し、卒業生と保護者、教職員だけで実施する。

 市内の市立小学校18校、中学校9校の計27校が、3月2日から春休みまで一斉臨時休校に入った。急な決定だったこともあり、保護者らの事情を考慮した。

 発表によると、受け入れるのは(1)自宅で子供だけで過ごせない小学1~4年生で、学童クラブを利用していない場合(2)特別支援学級に通う児童・生徒-としている。どちらも名前や住所、参加希望理由などを書いた「参加票」を持参、学校側に提出する。

 受け入れは3月2日から始め、平日の午前8時30分から正午まで。場所は図書館などを想定するが、各校の事情によって判断する。自習が基本で、先生らが見守るという。

 卒業式は、卒業生と保護者、教職員のみ。来賓や在校生は参加しない。
 修了式は小学校が3月24日、中学校が翌25日。校内放送を通じてメッセージを届け、学級ごとに通知表などを渡すという。

 臨時休業は春休み前まで。春休み期間中の部活動はいまのところ、通常通り実施予定としている。

 市教育委員会学務課は「子供の受け入れは、学童クラブに登録していない場合の対応として、とりあえず午前中でスタートした。急だったので給食などの課題も考慮した。そのほか今後も状況を見て検討、対応する」と話している。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・臨時休業期間中の小中学校の対応について(西東京市Web)(*参加票などがここからダウンロードできる)

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