使用済み注射器を小学生に誤使用 西東京市のコロナワクチン集団接種会場
西東京市は4月6日、市内の集団接種会場で使用済みの注射器を、別の血縁者に刺してしまったと発表した。誤接種されたのは小学生女子。すぐに本人や保護者に謝罪、説明した。会場の救急担当医は感染症の恐れはないと判断したが、引き続き健康観察しているという。(写真は、田無駅前の商業施設アスタの集団接種会場)
市健康福祉部健康課によると、注射器は通常、使用したらすぐに廃棄ボックスに捨てることになっている。しかし担当の看護師が接種前のトレイに置いてしまったため、一緒に接種しにきた姉妹の一人に、薬液の有無を確認しないまま刺してしまった。その後、ワクチン接種は済ませたという。
今後は使用済みの注射器を直ちに廃棄ボックスに捨て、薬液充填済みの注射器を置くトレイは一つだけとして、薬液が入っているかどうかの確認も徹底するとしている。
市内のワクチン誤接種はこれが13例目。使用済み注射器を刺したケースは昨年9月27日以来2例目となる。5歳から11歳までの小児を対象とした誤接種は初めて。
5歳から11歳までの対象者には3月4日にワクチン接種券を発送。間もなく市内の医療機関で接種が始まっている。小児対象の集団接種は3月19日から田無駅前の商業施設アスタを会場に始まった。健康課のまとめによると4月6日現在、5歳から11歳までのワクチン接種は1回目が1,386人、2回目174人の計1,560人。対象となる12,137人の12.9%となっている。
(北嶋孝)
【関連情報】
・新型コロナウイルスワクチンの誤接種について(西東京市Web)
・小児(5歳から11歳)への新型コロナワクチン接種について(西東京市Web)
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